新*今日の漢字* 「脈」
三が日も終わり、通常の生活が始まったようですね。
昨日は実家へ行って、姉と話の花が咲きました。
一人暮らしになってしまった姉はケーキを買い込んで歓迎してくれました。
今日はお正月に旦那さんの実家へ行っていた娘が挨拶に来る予定です。
ではその前に・・・
新*今日の漢字*
「脈」 音読み ミャク 訓読み ---
画数 10画 部首 月
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は眽に作り、月(にくづき(肉))と𠂢(はい)とを組み合わせた形。
𠂢は分流する水の形で、体の部分であることを示す月(にくづき)をそえて、
「血管、血のすじ、すじ」を眽という。
中国の古代医学は経脈(つぼとつぼを結び連ねるすじ道)の研究を中心とするも
のであった。
人体には十二の経脈、十五の絡眽があるという。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は眽に作り、肉と𠂢(はい)とに従う。
𠂢は水の分流する形を示す象形字。
[説文]十一下 には正字を みゃく(血+𠂢)に作り、「血理分かれて、體に
じゃう(衣の亠の下に牙)行(かう)する者なり」とあり、血脈をいう。
脈理の連なるところを脈絡・経脈という。
中国の古代医学は経脈の研究を中心とするもので、人体には十二の経脈、十五の
絡眽があり、陽維・陰維をなしているという。
[史記、扁鵲倉公(へんじゃくそうこう)伝]に「脈法」という古書が引用されてお
り、[漢書(かんじょ)、芸文(げいもん)志]に「醫經七家、二百十六巻」を収
め、うちに黄帝扁鵲の書がある。
人が相互の意思の通ずることを、気脈をつうずるという。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「脈」の「月はにくづき」だったのですね。
そして「𠂢」は「分流する水の形」なので人の体の中の「血管、血のすじ、すじ」というこ
とになるのですね。
また「脈」は血管だけでなく、「経脈(つぼとつぼを結び連ねるすじ道)」もあり、
中国の古代医学はこの「経脈の研究を中心」とするものだったようですね。
また、「人が相互の意思の通ずることを、気脈をつうずる」というようですね。
さて今日の一枚は・・・
いつものシンビジウムが8分咲きとなりました。
今日は場所を移動してきちんと撮影してみました。
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