新*今日の漢字* 「勇」
今日から上の孫は小学校が始まりました。
下の孫は24日の手術に向けての準備の通院に出かけました。
では・・・
新*今日の漢字*
「勇」 音読み ユウ 訓読み いさ(む)
画数 9画 部首 力
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字はゆう(上下に甬+力)に作り、音符は甬(よう)。
甬は手桶の形で、井戸水などがわき出ることを涌(よう)という。
力(りょく)は耒(すき)の形で、耒で耕すことは力を要し、一気に力を使う。
そのように内部からわき出て、一気に事をなそうとする力を勇といい、「いさま
しい、つよい」の意味に用いる。
国語では「いさむ」とよみ、勇み足のようにいう。
水がわき出ることを涌く・湧く(よう(わく))という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字はゆう(上下に甬+力)に作り、甬(よう)声。
[説文]十三下 の正篆(せいてん)は字を勈(ゆう)に作り、或体(あるたい)と
して ゆう(用+戈)、また甬・心に従う古文の形をあげるが、或体の字が初形
であろうと思われる。
金文の人名にその字がみえる。
古文の字形は慫慂(しょうよう)の慂であろう。
力は耒(すき)の形で、勇を示すべきものではない。
[説文]に「气(き)なり」とあり、勇気をいう。
金文では、斉(せい)器の[庚壺(こうこ)]に、武臣の功を賞して「甬々(ゆうゆ
う)なり」とあり、甬を勇の字に用いている。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「勇」に含まれる「甬は手桶の形で涌はわき出る」意味があり、「一気に事をなそうとする
力」をいうのですね。
さて今日の一枚は・・・
今朝の空です。
うっすら赤みのさしている空も良いですね。
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