新*今日の漢字* 「類」
幼稚園の下の孫は今日こそ幼稚園へ行くのかな?と思っていましたが・・・
幼稚園でもインフルエンザが流行しているそうです。
来週に手術が迫っている下の孫には危険すぎる状況のようです。
おそらく1月30日が退院なので、2月までお休みが続きそうです。
では・・・
新*今日の漢字*
「類」 音読み ルイ 訓読み たぐ(い)
画数 18画 部首 頁
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は類に作り、米と犬と頁(けつ)とを組み合わせた形。
頁は儀礼のときの衣冠を整えた姿である。
米と犠牲(いけにえ)の犬を供え、礼装して拝む形が類で、天を祭る祭りの名で
ある。
天にいる上帝を祭るときは、犠牲の犬を焼いてその臭(におい)を天に昇らせて
祭ったのである。
[書経(しょきょう)、舜典(しゅんてん)]に「肆(ここ)に上帝に類(まつ
り)す」とある。
常用漢字の字形のように、犬を大(手足を広げて立つ人を正面から見た形)に
変えては犠牲の犬を焼いて上帝を祭ることができないのである。
類が「にる、たぐい」の意味に使用されるようになって、もとの祭りの意味を残
す字として、示(神を祭るときに使う机である祭卓の形)を加えて るい(示
+類(まつり))が作られた。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は類に作り、米と犬と頁とに従う。
米と犠牲の犬とは神に供えるもの。
頁は儀礼のときの儀容で、天を祭る祭名を類という。
[説文]十上 に「種類相似たり。唯(ただ)犬を甚だしと爲(な)す。犬に從
ひ、らい(米+頁)聲」と犬の種類の多い意とするが、種類の多いのは犬にとど
まらない。
犬は犬牲。
天を祭る祭祀(さいし)には、犬を焼いて、その臭(におい)を天に昇らせた。
[詩、大雅、皇矣(こうい)]に「是(ここ)に類し、是に禡(ば)す」、また
[書、舜典(しゅんてん)]「肆(ここ)に上帝に類(まつり)す」、[周礼(しゅう
らい)、春官、小宗伯(そうしょうはく)]「四望四類」、[淮南子(えなんじ)、
本経訓(ほんけいくん)]「其の(示+土)に類す」など、みな祭名で類祭を
いう。
犬牲をもって上下(しょうか)の神を祀(まつ)るもので、ことに軍行を啓(ひ
ら)くときには、必ず上帝に類する祭祀が行われた。
それにより類善の意となり・・・中略(文献例)・・・
類が種類の意となり、本来の類祭の字として、のち るい(示+類)が作られ
た。
示部の字に、そのような成立をもつものが多い。
常用漢字の字形のように、犬を人の正面形である大に変えては、天を祭ることが
できない。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「類」はもとは「類」と書かれていたのですね。
意味としては「天にいる上帝を祭るときは、犠牲の犬を焼いてその臭(におい)を天に昇ら
せて祭る祭り」だったのですね。
今の常用漢字は「犬」の代わりに「大」が使われていますが、これでは大切な犠牲の意味が
なくなってしまいますね。
さて今日の一枚は・・・
わが子の買い物のの際に下の孫のために娘が買ってきた三角形のこどもえんぴつ。
専用の鉛筆削りで削るそうですが・・・
なぜか下の孫が気に入りまして・・・
指の力も弱いのですが、すべて削り終えるまで黙々と鉛筆を回し続けていました。
すべてがリハビリになるのですね。
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