新*今日の漢字* 「圧」
昨日は私も熱を出しまして、一日中ゴロゴロとしておりました。
おかげで熱は下がりましたが、腰が痛いです。
さて今日から、5年生の漢字へと入りました。
では・・・
新*今日の漢字*
「圧」 音読み アツ 訓読み ---
画数 5画 部首 土
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は壓に作り、厭(えん)と土とを組み合わせた形。
厭(たる、いとう)は犬の骨付きの肉(冐)を厂(かん(崖))の下におき、
土地のお祓(はら)いをする意味で、これを厭勝(まじない)という。
壓は土地に対して厭勝を行い、まじないの力で土地にひそむ邪気を押さえ、土地
を祓う意清めることをいい、「おさえる、しずめる」の意味となる。
圧は土地の霊を鎮圧する(しずめる)呪儀(じゅぎ)である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は壓に作り、厭(えん)と土に従う。
厭は犬牲をもって呪禁を施し、清め祓(はら)う意であるから、字はもと地霊を
鎮圧する意をもつ字である。
段玉裁(だんぎょくさい)は[説文解字注](以下略して[段注]という)に「此(こ
れ)厂(かん)部の厭と義絶えて同じからず。而(しか)れども學者多く辨ずる
こと能はず」と述べているが、それは[説文]十三下 の「壓は壞(やぶ)るなり。
一に曰く塞補(そくほ)するなり」という訓義が、猒(えん)五上の「飽くな
り」、厭九下 の「笮(さく)なり」の訓義と甚だしく異なるものであろう。
厭は猒を要素とする字であるが、猒は犬肉の象。
曰(えつ)は肩の骨臼(こっきゅう)の部分を示す形で、冐はいわば骨つきの肉
である。
犬牲は天を祭る るい(示+類)、土に埋める伏瘞(ふくえい)などに用いた。
これを聖所に供えて災厄を鎮圧することを厭といい、厭勝(えんしょう)とい
う。
国語にいう「まじない」である。
土は社(やしろ)の意とするが、あるいは犠牲を埋める伏瘞・薶牲(ばいせい)
の方法を示すかと考えられるが、いずれにしても厭勝と鎮圧とはその方法が同じ
であり、呪禁の法である。
それで厭と壓とを通用することもあり、漢碑の[繁陽(はんよう)の令楊君碑(れ
いようくんひ)]に「克(よ)く帝の心を壓(あ(厭))かしむ」という。
西周後期の金文[毛公鼎(もうこうてい)]に「皇天、弘(おほ)いに厥(そ)の德
に猒(あ)く」とあり、猒は厭の初文.
猒・厭・壓は一系の字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「圧」はもと「壓」と書き骨付きの肉を供えて「土地の霊を鎮圧する呪儀」を表す字だった
のですね。
上の孫が「粘土ちょうだい!」というので小麦粘土をわたすと・・・
せっせとポケモンと思われるものを作りました。
左からブラッキー?・リンフィア?・シャワーズ?だったような・・・
どおうやら入院中の弟へのお見舞いの品のようです。
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