新*今日の漢字* 「応」
今日は娘が仕事だったので、外孫を預かりました。
朝お迎えに行ったときは、寝起きで泣きながら1階へ降りてきましたが・・・
私の顔を見ると・・・プラレールのコースを自慢げに見せてくれました。
そして、内孫のママさんも小学校のPTAのお手伝いが再開となり・・・
幼稚園のお迎えに外孫を連れて行きました。
本当の兄弟のように仲良くおとなしく帰ってくれるので助かります。
では・・・
新*今日の漢字*
「応」 音読み オウ 訓読み こた(える)
画数 7画 部首 心
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は應に作り、音符は 雁(おう)。
雁は人の膺(むね)に隹(とり(鷹))を抱いている形で、鷹狩りを意味する
字である。
鷹狩りはわが国では「誓(うけ)ひ狩(が)り」といわれ、神意を問う占いの方
法として行われた。
その鷹狩りの結果は神意のあらわれと考えられた。
応に「こたえる」という意味があるのは、もとは神意を問うことに対して神が
応答する、神が「こたえる」からであろう。
雁は音符として用いられているだけでなく、雁の意味をも含めて使われるので、
このような関係を亦声(えきせい)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は應に作り、雁(おう)声。
[説文]十下 に「當るなり」と訓し、声符を雁(おう)とするが、金文では雁が應
の初文。
[詩、周頌(しゅうしょう)、賚(らい)]「文王、既(皀+旡)に勤しめり 我、
之(これ)を應受(おうじゅ)す」の[毛伝]に「當るなり」とあり、金文では[毛
公鼎(もうこうてい)]に「大命を應受(おうじゅ)す」、[叔夷鎛(しゅくいは
く)]に「君公の易(たま)へる光を應受す」のように應受という。
応とは神に祈ってその応徴のあることをいう語であるが、その応徴は、隹(と
り)によって示される。
鷹(たか)が雁に従うのは、その神意を示す鳥の意であろう。
鷹狩りは、わが国では「うけひ狩り」として行われたが、中国の古代にもそのよ
うな意味で行われることがあったものと思われる。
呼びかけに対する応答の意には おう(應の心→言に変える)を用い、[説文]三上
に「對は こた(應の心→言に変える)ふること方無きなり(自在である)」と
いう。
しかしこれも、本来は神意を問い、それに対する応答のある意であろう。
[書、康誥(こうこう)]に「殷民(いんみん)を應保(おうほう)す」とあって、
雍和(ようわ)の意。
[叔夷鎛]に「雁卹(おうじゅつ)」というのと同じく、神意にかなう意である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「応」のもとの字は「應」と書き、その中に含まれる「雁」は「人のむねに隹(鷹)を抱い
ている形で、鷹狩り」を意味していたようですね。
そして、鷹狩りの結果は「神意のあらわれ」と考えられていたのですね。
余談ですが・・・
娘の家に行く間になんと鷹を飼っていると思われる方がいまして・・・
今日、娘たちを送って行くときに久々に飼い主の方が腕に載せて歩いていました。
これも神意の現れ?の一つでしょうか。
さて今日の一枚は・・・
本来は娘が100均で我が子のために購入したシールブックですが・・・
下の孫が気に入ったらしく、娘は我が子と下の孫を相手に・・・
「消防車はどこに貼るのかな?」「このお魚はどこにいるのかな?」などと
上手に誘導してくれて、二人とも楽し気に作業をしていました。
下の孫があんなに熱心にシールで遊ぶのを見たことがありませんでした。
遊ばせ方次第なのだな~とこの年になって、勉強になりました。
下の孫が気に入ったこの「はたらくもの」は下の孫のために置いて行ってくれました。
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