新*今日の漢字* 「仮」
今日は朝から良い天気ですが、風が強い予報がでています。
少し離れたホームセンターで会員向けの割引があるので・・・
猫用品を買いに行こうと思います。
ではその前に・・・
新*今日の漢字*
「仮」 音読み カ ケ 訓読み かり
画数 6画 部首 イ(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は假に作り、音符は叚(か)。
叚は玉質の石の塊(かたまり)を切り出して、これをみがいて美しい玉にしあげ
る形。
それで人面をしあげることを假という。
すなわち仮面(木や土でいろいろな顔の形に作り、顔にかぶるもの)の意味で
ある。
実物に似せてその代わりに使うものを仮という。
仮に用いるという意味である。
「かり、かりの、かりに、一時的に代わる、かる」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は假に作り、叚(か)声。
叚は假(仮)の初文。
[説文]八上 に「眞に非ざるなり」と訓し、「一に曰く、至るなり」として、
[書、尭典(ぎょうてん)]「上下に假(いた)る」の文を引く。
いまテキストには字を格に作り、格とは神の各(いた)ることをいう。
假を用いるのは声の仮借(かしゃ)。
假の初文叚は又(ゆう(手))で岩石を切り取る形で、瑕玉(かぎょく)、すな
わち璞玉(はくぎょく)の意。
假とはおそらくもと仮面をいう字であろう。
卜文や金文に仮面を用いたらしい図象的なものがあり、神事に用いた。
仮面を著(つ)けて真物に代わるものであるから、依り著くこと、すなわち依籍
(いしゃ)する意となり、[礼記(らいき)、曲礼(きょくらい)、上]「爾(なん
ぢ)泰龜(たいき)の常有るに假(よ)る」、[儀礼(ぎらい)、少牢饋食礼
(しょうろうきしれい)]「爾(なんぢ)大筮(たいぜい)の常有るに假(よ)
る」のように、亀卜(きぼく)や占筮(せんぜい)などの方法によって、神霊の
力を借りる意に用いる。
仮借(かしゃく)とは他のものを通じてそれをなすことである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「仮」はもと「假」と書いていたようですね。
「假」は「仮面」のことで、「実物に似せてその代わりに使うもの」であり、「かり、かり
の、かりに、一時的に代わる、かる」の意味になるのですね。
先日、雪の写真を撮りに庭へ出ると・・・
バックグラウンド用の鉢で種から生えたシクラメンのそばに細い芽が出ていました。
ムスカリでしょうか、しばらくしたら、雪にも負けず花芽が出てくるのでしょうね。
今から楽しみです。
0コメント