新*今日の漢字* 「幹」
今日は午前中みなが出かけたので・・・
観れずに溜まっていたテレビ番組を少し観ていました。
主人も帰ってきたので、PCタイムです。
では・・・
新*今日の漢字*
「幹」 音読み カン 訓読み みき
画数 13画 部首 干(かん いちじゅう)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は干(かん)。
正字は榦(かん)で、音符は倝(かん)。
倝は飾り物のある旗竿(はたざお)の形で、吹き流しがつけられている。
えん(方+人)は倝と同じく旗竿に吹き流しをつけた形で、はたを意味する
旂(き)・旆(はい)・旌(せい)・旗などみな えん(方+人)の形にかか
れ、それにそれに音符をそえた形声の字である。
旗竿は旗の柱で、基本をなすものであるから、幹には「はしら、みき」の意味が
ある。
また根本を「ただす」という意味もある。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は干(かん)。
正字は榦(かん)で、倝(かん)声。
もともと倝は、旗ざおに吹き流しをつけた形で、幹の初文。
さらに木を加えて根榦の字となる。
干にも竿(かん)・杆(かん)の義があり、幹においては干は亦声(えきせい)
である。
倝は旗竿(はたざお)の上に幸字形の杠飾(さおかざ)りを加え、また吹き流し
をそえた形で、金文の図象に多くみえる。
[説文]六上 に「牆(しやう)を築くときの耑木(たんぼく)なり」というのは、
版築のとき、その版を支える両端の木をいう。
[爾雅(じが)、釈詁(しゃくこ)]に「楨は榦なり」とするが、楨は横にわたし、
榦は両端に立てる木である。
しかし倝の字形は旗竿の象形であるから、幹枝・楨幹の意はその転義。
幹枝はまた十幹十二枝をいい、字を略して干支という。
卜辞に日辰というのにすべて干支を用いており、その法は文字以前に遡(さかの
ぼ)り売るものであるかも知れない。
幹は本幹、ゆえに才幹・幹主・軀幹(くかん)・幹事のように用いる。
幹事とは事を幹(ただ)すものである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「幹」はもと「榦」と書いたのですね。
「榦」の音符は「倝」で「飾り物のある旗竿の形」なのですね。
旗竿は旗の柱で、基本をなすものなので「はしら、みき」の意味となるのですね。
さて今日の一枚は・・・
バレンタインのときに内孫のママさんからもらったチョコレートです。
ミニチュアのケーキのようなチョコレートで可愛くて、美味しかったです。
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