新*今日の漢字* 「慣」

花粉も飛び始めて・・・

暖かいけれど、なんだかな~と春の一日が始まりました。

途中、義姉に「根元の切れたホウレン草をやるから取りに来て!」と呼ばれ・・・

マスクにメガネの完全防備で出かけました。

暇だったようで、30分ぐらい「四方山(よもやま)話」をしてきました。

では・・・

新*今日の漢字*

「慣」 音読み  カン    訓読み  な(れる らす)

    画数   14画    部首  りっしんべん

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は貫(かん)。

     貫は貝を貫き綴(と)じて一連としたものをいい、貫通(つらぬきと通ること)

     の意味となる。

     それで時間的に、つながる、続く、久しいという意味になるので、その心情を加

     えて、「なれる、ならす」の意味に使う。

     摜(かん)は[説文(せつもん)]十二上 に「習ふなり」とある。

     「なれる」は「ならう」と関係のある語である。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は貫(かん)。

     貫は貝を貫き綴(つづ)った形で、前後相連なるものの意がある。

     代々住みついている本籍の地を本貫といい、前からのしきたりを慣行・慣習とい

     う。

     慣はその繫文とみてよい。

     [説文]十二上 に「習ふなり」とし、[左伝、昭二十六年]「鬼神を摜瀆(くわんと

     く)す」の句を引いている。

     今本は貫に作る。

     摜は慣。

     [爾雅(じが、釈詁(しゃくこ))]に「閑・狎(こう)・串・慣は習ふなり」と

     あってみなみな同訓。

     慣・習にはいずれも褻翫(せつがん)、なれもてあそぶ渭がある・

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「慣」に含まれる「貫」は「貝を貫き綴じた一連のもの」の意味があったのですね。

それを時間に置き換えて、つながる、続く、久しいという意味となり、それに心情(りっし

んべん)を加えて、「なれる、ならす」の意味となるのですね。



さて今日の一枚は・・・


ずいぶん前に100均で購入したハナキリンです。

なぜ素直に直立していないのかというと・・・

小さなころに猫に植木鉢ごと落とされて根元から曲がってしまいました。

でも植物の性質上、お日様の方にと少しずつ立ち直っています。

今年ももやしのような新しい芽(茎)が頼りなさげにひょろひょろと伸びてきました。


ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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