新＊今日の漢字＊　「境」

今朝はさわやかな朝日で目が覚めました。

あれ？寝坊かな？と慌てて、スマホの電源を入れて時間を確認すると・・・

まだ6時前でした。

朝日が昇るのが早くなったのですね。

ということで・・・花粉いっぱいの季節です、まぶたが腫れています。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「境」　音読み　　キョウ　ケイ　　　　訓読み　　さかい

　　　　画数　　　14画　　　　部首　　土

では常用字解で調べてみましょう。

　　形声　もとの字は　さかい（境の旁の上の一画が横棒）に作り。音符は　きょう（竟の

　　　　　上の一画が横棒（以下竟にて省略））。

　　　　　竟は音と人（儿（じん））とを組み合わせた形。

　　　　　音は言（神に誓い祈ることば）を神前に供えて祈り、その祈りに応（こた）える

　　　　　神の音ない（訪（おとず）れ）、音によって示される神のお告げである。

　　　　　その音を捧げる形が竟で、神のお告げがあれば、祈りは終わり、実現するので

　　　　　ある。

　　　　　それで竟にはおわるという意味がある。

　　　　　おわるの意味を土地の上に移した境は、領地の終わるところ、すなわち「さか

　　　　　い」の意味となる。

　　　　　境はまた一定の状態にあることをいう。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　形声　声符は竟。

　　　　　[説文新附]十三下　に「疆（さかひ）なり」という。

　　　　　竟は言をもって神に祈り、その感応として「神の音なひ（訪れ）」のあらわれる

　　　　　ことをいう。

　　　　　それよりして終竟の意となり、場所的には境界、また地域の限界という語とな

　　　　　る。

　　　　　政治軍事的には武装して守ることを意味する域、区画して農耕を営む地には疆

　　　　　（きょう）といい、寺社などの聖地には境という。

　　　　　転じて一定の状況にあることを境地・境遇・境涯といい、また佳境・老境・夢幻

　　　　　境という。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「境」に含まれる「竟」は「音と人（儿）との組み合わせ」で「神の訪れを知らせる音

（お告げ）」を捧げ形だったのですね。

そして、神のお告げをいただくと祈りは終わるのですね。

それに「土」を加えた「境」は「領地の終わるところ」つまり「さかい」となるのですね。

転じて、一定の状況にあることにも使われて境地・境遇・境涯や佳境・老境・夢幻境となる

のですね。

さて今日の一枚は・・・

鉢植えのアジサイの芽が出てきました。

あらあら、植木鉢が壊れているようですね。

大き目の鉢に鉢増ししてあげなくては・・・