新*今日の漢字* 「禁」

今日は甥っ子の関係の事務所開きでもうすぐ出かけます。

出かける前にできますでしょうか・・・

では・・・

新*今日の漢字*

「禁」 音読み  キン    訓読み  ---

    画数   13画    部首   示

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 林と示(じ)とを組み合わせた形。

     林は木の生い茂る所で、神の住む所とされた。

     示は神を祭るときに使う机である祭卓の形。

     神を祀(まつ)る神聖な地域を禁という。

     そこは神のいる神域であるから、そこで鳥獣を捕ることを禁じ、俗人が立ち入る

     ことを禁止したので、禁は「とどめる、とめる、禁止(してはいけないとさし止

     める)」の意味となる。

     また王宮や宮殿のある場所も禁と同じような神聖な地域であるとみて、禁衛(宮

     廷の警備)・禁中(宮中・御所)・禁門(御所の門)のようにいう。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 林と示(じ)とに従う。

     示は神を祭るときの祭卓の形。

     林は林叢(りんそう)。

     林叢に祭卓をおき、神を祀る聖所とする意。

     [説文]一上 に「吉凶の忌なり」とタブーの意に解し、字を林(りん)声とする。

     林の語頭音が古く kl- であったとすれば、字を形声とみることもできるが、字

     は、偏旁(へんぼう)の構造をとらず、林は意符とみてよい。

     [管子、五行]に「しゅく(示+兄)宗(神祇官(しんぎかん))をして禽獣の禁

     ~を選ばしむ」とは、神事に用いるため、俗人の出入を禁ずる禁断の地である。

     それで禁止・禁遏(きんあつ)の意を生ずる。

     また聖所としての名を王宮・宮殿に移して禁城・禁門・禁中・禁衛など、宮城・

     宮中のことにみなこの字を用いる。

     罪によって人を拘囚することを禁錮(きんこ)という。

     それでタブーを禁忌という。

     [礼記(らいき)、曲礼(きょくらい)、上]「竟(さかひ)に入りて禁を問ふ」と

     は、いわゆる吉凶の忌み、子卯(しぼう)に楽をなさず、五月五日には生子を挙

     げずとされたが、これらはむしろ忌に属することである。

  (白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より 

「禁」は神の住む所である「林」とお祭りをするときに使用する机「示」で「神の住まう

聖所」を表しているのですね。

そしてその聖所は鳥獣を捕ったり、俗人が立ち入ったりすることを「禁止」したので、

「禁」は「とどめる、とめる、禁止」の意味となるのですね。


さて今日の一枚は・・・


今朝の6時半ごろの空です。

穏やかな事務所開きになりました。

出発前に書き始めましたが、常用字解を書き終えた時点で出かけました。

帰宅後続きを書き、終了しました。

今日は夕方には私たちの結婚40周年を祝う会を娘家族、息子家族が近所の海鮮の美味しい

お店で開いてくれます。

ありがたいことです。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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