新*今日の漢字* 「潔」
今日は外孫を預かりましたので、この時間に書き込みです。
では・・・
新*今日の漢字*
「潔」 音読み ケツ 訓読み いさぎよ(い)
画数 15画 部首 シ(さんずい)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は けつ(潔の主のような部分が丯)に作り、音符は けつ(洯の下部
水→糸)。
かつ(丯+刀)じゃ刀で細かく刻(きざ)みを入れるの意味で、 けつ(潔のシ無
し)はわが国の神事に用いる白香(しらか(麻などを細かく裂いて白髪のように
してたばねたもの))のようにした糸飾りをいう。
これをお祓(はら)いのときに使うので、 けつ(潔のシ無し)に「きよめる」の
意味があり、潔の元の字とみてよい。
水を用いて祓い清めることを潔という。
潔は「はらいきよめる、いさぎよい(汚れがなくて清いこと。また思い切りが
よくて立派なこと)」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は けつ(潔の主のような部分が丯)に作り、けつ(洯の下部
水→糸)声。
けつ(洯の下部水→糸)は麻たばを結んで神事に用いるもので、けつ(洯の下部
水→糸)清の意がある。
潔は水によるけつ(洯の下部水→糸)清で、みそぎ、修禊(しゅうけい)をい
う。
[説文新附]十一上 に「瀞(きよ)らかなり」とあって、清潔の意、[広雅、釈器]
に「白なり」とあって、潔白の意。
[楚辞(そじ)、招魂(しょうこん)]に「朕(われ)幼より、清くして以て廉潔
(れんけつ)」とあり、神事に与(あずか)るものは最も清潔を重しとした。
修は水をかけてみそぎをすることを示す字であるが、潔もわが国の白香(しら
か)のように、麻たばを結んで、みそぎをしたものであろう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「潔」に含まれる「けつ(潔のシ無し)」は麻たばを結んで神事に用いる白香のようなもので
それに「シ(さんずい)」をつけて水を用いて祓い清める(みそぎ)のことをいうのですね。
さて今日の一枚は・・・
プランターに何年も植えっぱなしの水仙の花が咲いていました。
おそらく家を建て直した時に植えたものと思われるので、10年近く経っていると思います。
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