新＊今日の漢字＊　「税」

今日は昨日よりさらに暑くなるそうです。

娘がボイスサンプルをとるというので、午後から外孫を預かります。

暑くなる前にあちらこちらの窓を網戸にしたので・・・

猫たちが好きな場所に陣取ってくつろいでいます。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「税」　音読み　　ゼイ　　　　訓読み　　－－－

　　　　画数　　　12画　　　　部首　　禾

では常用字解で調べてみましょう。

　　形声　もとの字は（税のつくり（右側）が兌）に作り、音符は兌。

　　　　　兌に帨（ぜい（てふき））・説（せつ。とく）の音がある。

　　　　　[説文]七上　に「租なり」とあり、租税（年貢）をいう。

　　　　　米穀の類を租税として納めさせた。

　　　　　[春秋（しゅんじゅう）、宣公十五年]に「初めて畝（ほ（田畑の広さの単位））

　　　　　に税す」とあり、収穫量に関係なく、作付面積に対して税がかけられている。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　形声　旧字は（税のつくり（右側）が兌）に作り、兌（だ）声。

　　　　　兌に帨（ぜい）・説（ぜい）の声がある。

　　　　　[説文]七上　に「租なり」、また租七上には「田賦（でんぷ）なり」とあって、

　　　　　米粟の類を収めさせることをいう。

　　　　　[春秋、宣公十五年]「初めて畝（ほ）に税す」とあり、税率は古くは一割を原則と

　　　　　した。

　　　　　車の馬を解くことを税駕（ぜいが）というのは、税と脱（だつ）とが古く音が

　　　　　近かったからであるが、税は容易に脱しがたいものである。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「税」は「米穀の類を租税として納めさせた」ことをいうのですね。

これは[説文解字]の時代と同じ解釈なのですね。

さて今日の一枚は・・・

京都旅行などの写真をアップしていたら・・・

自然はどんどん進んでしまいました。

先日まできれいに咲いていたブラックベリーの花です。

明日は今現在の姿をアップします。