新＊今日の漢字＊　「像」

先ほどママと帰宅した下の孫が半べそでした。

後で聞いたら・・・

一緒に帰るはずのお姉ちゃんを残して帰宅してしまったようです。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「像」　音読み　ゾウ　　　訓読み　　－－－

　　　　画数　　14画　　　　部首　　ｲ（にんべん）

では常用字解で調べてみましょう。

　　形声　音符は象（ぞう）。

　　　　　[説文（せつもん）]八上　に「似るなり」とあり、また「讀（よ）みて養（や

　　　　　う）字の養の若（ごと）くす」とあるから、養（よう）の音があり、その方が

　　　　　本音であったのであろう。

　　　　　養は様（よう）と同じ音であるから、像は「様子（形式。かた。手本）、かた

　　　　　ち、すがた」の意味となる。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　形声　声符は象（ぞう）。

　　　　　[説文]八上　に「似るなり」（段注本）と訓し、象声とし、また「讀みて養字の養

　　　　　（やう）の若（ごと）くす」とする。

　　　　　もと楚（そ）の方言であったらしく、[楚辞（そじ）、九章、懐沙（かいさ）]

　　　　　「志の像（のり）有らんことを願ふ」、[九章、橘頌（きつしょう）]「置きて以

　　　　　て像（のり）と爲さん」、[楚辞、招魂（しょうこん）]「像（のり）、君の室に

　　　　　設けたり」など、[楚辞]に多く用いている。

　　　　　様（樣）と声義の関係があるものと思われる。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「像」は[説文]のころには「養（よう）」の音だったようですね。

そして「養」は「様」と同じ音なので、「様子（形式。かた。手本）かたち、すがた」の

意味なのですね。

もと楚の方言だったらしく[楚辞]に多く用いられているのですね。

さて今日の一枚は・・・

先日までスノーポールが咲いていた丸い鉢も模様替えしました。