新＊今日の漢字＊　「断」

心地よい日差しの中で、目が覚めました。

お姉さん猫のモモが、バルコニーに出たいかな？と窓を開けましたが・・・

バルコニーはまだまだ乾いておらず、すぐに戻ってきました。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「断」　音読み　　ダン　　　訓読み　　た（つ）　ことわ（る）

　　　　画数　　11画　　　　部首　　　斤（きん　おのづくり）

では常用字解で調べてみましょう。

　　会意　もとの字は斷に作り、けい（斷の左側）と斤（きん）戸を組み合わせた形。

　　　　　けい（斷の左側）は織機にかけた糸を二つに断ち切っている形。

　　　　　斤はその糸を断ち切った斤（おの）。

　　　　　糸を断ち切ることを断といい、のちすべて「たつ、たちきる、きる」の意味に

　　　　　用い、また「すてる、ことわる、さだめる」などの意味にも用いる。

（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　会意　旧字は斷に作り、けい（斷の左側）と斤（きん）とに従う。

　　　　　けい（斷の左側）は織機にかけた糸を両断した形。

　　　　　けい（斷の左側）の反文は　ぜつ（けいのＬの部分が逆向きの」）。

　　　　　[説文]十四上　に「截（き）る」なり。斤とぜつ（けいのＬの部分が逆向きの」）

　　　　　とに從ふ。ぜつ（けいのＬの部分が逆向きの」）は古文絶なり」（段注本）とあ

　　　　　り、糸の断絶した形と斤との会意字とする。

　　　　　斤（おの）を加えて切断することを断という。

　　　　　絶は染めた糸が弱くてきれることをいう。

　　　　　断はのち断首・断弦より、断水・断橋・断雲・断章、また決断・断罪・断案の

　　　　　ように用いる。

　　　　　悲痛の極まることを断腸・断魂という。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

「断」はもと「斷」と書き、「斷左側の（けい）」は「織機にかけた糸を二つに断ち切った

形」だったのですね。

そこに「斤」を添えて、「斧で断ち切る」ということになるのですね。

ここで、以前にこのような字を見たことが・・・と思ったら、絶の時に出てきたのですね。

のちすべて「たつ、たちきる、きる」の意味となり、また「すてる、ことわる、さだめる」

の意味にもなるのですね。

さて今日の一枚は・・・

人嫌いの真ん中猫のフクは日ごろ食事時以外はあまり姿を見せませんが・・・

ふと見るとソファーの上によけた毛布の上で寝ていたので・・・パシャリ！

望遠レンズで写したのに・・・何かに気づいたのですね、カメラ目線です。