新*今日の漢字* 「程」
今日は木曜日なので外孫をあずかりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「程」 音読み テイ 訓読み ほど
画数 12画 部首 禾
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は呈(てい)。
呈は口(さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形))を高く
捧げることをいい、その意味を含むとすれば、禾(か)は稲・穀物類であるか
ら、豊作を神に祈る意味となる。
[説文(せつもん)]七上 に「品なり」とし、長さの単位で、分の十分の一と
する。
程は穀物の量を「はかる」の意味であるらしく、程度・程量(物事の度合い、
ほどあい)、規程(きまり)、行程(目的地までの距離。みちのり)のように、
「わりあて、きまり、のり、みちのり、みち」などの意味に用いる。
仕事や旅行などの日々の予定を日程という。
国語では「ほど」とよみ、程遠(ほどとお)い(道のりや時間のへだたりが遠い
こと)のようにいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は呈(てい)。
呈は祝禱(しゅくとう)を収める器である口(さい)を捧(ささ)げて、神に祈
る意。
禾(か)は穀類で、程とは農穀の豊作を神に祈るが原義であろう。
[説文]七上 に「品なり。十髪を程と爲し、十程を分と爲し、十分を寸と爲す」と
長さの単位とするが、その義はもと穀物の量をはかる意である。
のち程現・程量より、程式・程法の意となる。
[荀子(じゅんし)、致士(ちし)]「程なる者は、物の準なり」とは法程、すなわ
ち標準・規範をいう。
ほどあいを程限という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「程」に含まれる「呈」は「口(さい)を捧げて神に祈る」ことを表した字だったのです
ね。
そして「禾」は「穀物」ですね。
ということで、「程」は「農作物の豊作を神に祈る」という意味が元々の意味だったよう
ですね。
また穀物の量をはかる意味もあったようで、程度・程量・規程・行程のように「わりあて、
きまり、のり、みちのり、みち」などの意味にも使われるのですね。
日本では「ほど」と読んで「程遠(ほどとお)い」などというようですね。
さて今日の一枚は・・・
本日の収穫物です。
とはいえ、育てているのも、収穫するのも主人です。
普通サイズのトマトは初収穫だったようです。
すべて、ニコニコ顔で外孫が持って帰りました。
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