新*今日の漢字* 「備」
孫たちは学校が始まり、主人は仕事へ・・・
静かな午前中です。
では・・・
新*今日の漢字*
「備」 音読み ビ 訓読み そな(える わる)
画数 12画 部首 イ(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は び(萄の缶→用・草かんむりの角の間無し)。
び(萄の缶→用・草かんむりの角の間無し)は箙(えびら(矢を入れて背負
う箱形の武具))の形。
箙(ふく(えびら))は矢を入れているえびらの形。
人が えびら( び(萄の缶→用・草かんむりの角の間無し))を背負う形が備
で、戦いに「そなえる」の意味となり、のちすべて「ことにそなえる、そなえ
る、そなわる」の意味となる。
前もって用意するにはすべてそなわっていることが必要なので、「つぶさに、
みな」の意味ともなる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は び(萄の缶→用・草かんむりの角の間無し)。
び(萄の缶→用・草かんむりの角の間無し)は箙(えびら)の象形。
人が び(萄の缶→用・草かんむりの角の間無し)を背負う形が備で、戦い
に備えることをいう。
[説文]八上 に「愼しむなり」と訓し、古文一字を録する。
[広雅、釈詁(しゃくこ)]や諸経注にもみな備具の義とし、慎と訓する例がな
い。
[説文]は び(萄の缶→用・草かんむりの角の間無し)を備具の義としたため
、備には周慎の意をもって「愼むなり」としたのであろうが、字は び(萄
の缶→用・草かんむりの角の間無し)を背負う形で、なお箙(ふく)mぴに用い
ることが多い。
金文には[かん(シ+亘)子孟姜壺(しもうきょうこ)]に「璧玉(へきぎょ
く)備(ふく)一し(辭の辛→司)を用ふ」「璧二備(ふく)~を用ふ」と
あって、玉を数えるのに用いる。
玉を箙のような器に収めて、数を韻し、[韓非子(かんぴし)、愛臣]に箙・稷・
側・國(国)・息(そく)を韻しており、古くはフクの音であった。
備具・備禦(びぎょ)は軍事についていう語であるが、すべて対策を用意する
ことをいい、備荒・備急・備蓄、十分を期することを備悉(びしつ)・備挙・
備論、あらかじめするとこを予備・備忘という。
これらのことに気疲れすることを憊(はい)という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「備」は「矢を入れる道具のえびらを人が背負う形」だったのですね。
また古い時代には「ふく」という音で使われていたのですね。
もともとは戦いに「そなえる」の意味で、のちすべて「ことにそなえる、そなえる、そなわ
る」「つぶさに、みな」などの意味となったのですね。
び(萄の缶→用・草かんむりの角の間無し)の字が私の力では打ち出すことができずに、
しばらく停滞してしまいました。
読みづらくて申し訳ありません。
さて今日の一枚は・・・
昨日に引き続き、2個目の朝顔の花が咲きました。
そういえば、子どもの頃、しおれた花を取りラッパの根もとの方から風船のように息を吹き
込むと・・・
「ポン!」と音を立てて割れるのがおもしろかったのを思い出しました。
孫の大切な朝顔ですから・・・実行しませんけど・・・
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