新*今日の漢字* 「防」
今日は俈曜日なので、外孫を預かりましたが・・・
なんと、「スタジオの都合でいつもより1時間早く」だそうで・・・
家を6時40分頃に出ました。
娘は未だ帰宅せず、外孫は4時半ごろにお昼寝を始めました。
では、起きる前に・・・
新*今日の漢字*
「防」 音読み ボウ 訓読み ふせ(ぐ)
画数 7画 部首 こざとへん
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は方(ほう)。
方は横にわたした木に死者をつるした形で、邪悪な霊を祓(はら)うための
まじないとして境界のところに置いた。
ふ(𠂤にもう一つ口のようなものが付いた形(こざとへん)もとの形は縦画に上
が平らな三角が3個ついている形)は神が天に陟(のぼ)り降りするときに使う神
の梯(はしご)の形で、その前に呪禁(じゅきん(邪霊を祓うまじない))とし
て方を置くことを防といい、悪邪を「ふせぐ」、聖所を「まもる」の意味とな
る。
[説文(せつもん)]十四下 に「隄(てい)なり」とあり、「つつみ」の意味とす
る。
隄(つつみ)も聖所を守るつつみであった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は方(ほう)。
方は境界にさらし首をする祭梟(さいきょう)の俗を示す字で、呪禁(じゅ
きん)の方法である。
[説文]十四下 に「隄(てい)なり」とし、堤防の意とする。
[周礼(しゅうらい)、地官、稲人(とうじん)]に「防を以て水を止(とど)む」
とその意に用いるが、字が神梯(しんてい)である ふ(𠂤にもう一つ口のよう
なものが付いた形(こざとへん))に従うものであること、[説文]のあげる或体
(あるたい)の字は方の下に土を加えており、土は土地神・社主を意味するもの
であることからいえば、聖所を守るための、呪禁の方法をいうものであると思わ
れる。
次条に「隄は唐(たう)なり」とあり、[爾雅(じが)、釈宮]に「廟中(べうちゅ
う)の路、之(これ)を唐と謂ふ」とみえ、[逸周書(いつしゅうしょ)、作雒解
(かくらくかい)]に、大廟明堂の施設をのべたもののうちに、「隄唐」という
ものがある。
小さな土堤で庭中の路を囲んだもので、防もそのようなものであろう。
いわゆる堤防の類ではない。
堵(と)が呪符としての書を埋めたお土居(どい)の類であるのと似ている。
本来、聖所を守る意であるが、のち都城や国境、重要な境界のところを防禦(ぼ
うぎょ)する意となった。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「防」に含まれる「方」は境界に置いた呪禁のさらし首や木につるした死者を表しているの
ですね。
また、[説文]では「隄(てい)なり」といい、堤(つつみ)としていますが、「こざとへん」
が付いているので、神の梯(はしご)の前に呪禁(じゅきん)の方を置くことを防といい、
悪邪を「ふせぐ」、聖所を「まもる」の意味となるようですね。
のち都や城や国などの重要な境界のところを防禦する意味となったのですね。
さて今日の一枚は・・・
写真のネタ切れなので・・・
のびのびと寝ている末っ子猫のいちごの写真です。
おそらく怖いものを知らない寝方ですが・・・
上の孫が来たら早々に逃げ出します。
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