新*今日の漢字* 「割」
気象予報では今日は今までより過ごしやすそうです。
昨日いったん帰宅した、下の孫は今日も元気に体操教室のキャンプへ出かけました。
今日はお泊りです。
では・・・
新*今日の漢字*
「割」 音読み カツ 訓読み わ(る れる) わり さ(く)
画数 12画 部首 リ(りっとう)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は害(がい(宀と口の間が丯))。
害は把手(とって)のついた大きな針で口(さい(神への祈りの文である祝詞を
入れる器の形))を突き刺し、その祈りの効果を失わせること、そこなうことを
いう。
割はさらに刀(リ(りっとう))をそえてその行為を強調した字で、分断する(分
ける。わる)ことをいう。
「わる、われる、さく、そこなう」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は害(がい(宀と口の間が丯))。
害は把手のある大きな針で祝禱(しゅくとう)を収める器の口(さい)を突き刺
し、祝禱の呪能(じゅのう)を害する意。
それに刀(リ(りっとう))をそえて、ものを割裂する意をあらわす。
[説文]四下 に「剥(は)ぐなり」というが、剥(はく)とは獣皮を刀で剥ぐこと
で、字義が異なる。
金文の[無けい(惠の心無し)鼎(てい)]に「用(もつ)て眉壽(びじゅ)萬年な
らんことを割(もと)む」のように、かい(勹+亡)求(きゅう)の義に用い
る。
古くは害(がい)の音であったのであろう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「割」に含まれる「害」は「把手のついた大きな針で口(さい)を突き刺し、その祈りの
効果を失わせる」意味があるのですね。
そこに刀をそえた「割」は「その行為を強調し、分断する」意味となるのですね。
「わる、われる、さく、そこなう」の意味に用いられるのですね。
さて今日の一枚は・・・
またまた、小さい物ですみません。
中央やや右よりの細かい葉がついている小さな植物です。
ゼニゴケの上にちょこんと生えているいるのは杉の赤ちゃんです。
スギ花粉症なので、大きく育てることはありませんが・・・
草や苔にも負けそうな、こんなに小さな芽から大木へと育って行くのですね。
やはり鳥の落とし物でしょうか?それとも風で運ばれてきたのでしょうか?
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