新*今日の漢字* 「干」
朝から日差しが差し込んで、良い天気ですが、午後には所により雨が降るそうです。
では・・・
新*今日の漢字*
「干」 音読み カン 訓読み ほ(す) ひ(る)
画数 3画 部首 干
では常用字解で調べてみましょう。
象形 長方形の盾(たて)の形。
盾(じゅん)は干(たて)を目の上にかざして身を守る形。
上部に左右の羽飾りがついている円形の盾の形は單(単)で、戰(戦)・
獸(獣)の字の中に含まれており、戦争や狩り(獸)のときに使用した。
干は方形の盾で、この盾の下に戦勝を祈る意味の口(さい(神への祈りの文で
ある祝詞を入れる器の形))を加えた字は、周(稠の禾無し)である。
干はもと「たて」を意味し、干で「ふせぐ」の意味にも用いた。
扞(かん)・攼(かん)は干を手にとって「ふせぐ、まもる」の意味である。
干には「おかす、みだす」の意味もあり、また乾(かん(かわく))と音が同じ
なので、「ほす、ひる」という意味にも使う。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 長方形の盾(たて)の形。
[説文]三上 に「犯すなり」と干犯(かんぱん)の意とするが、金文の[毛公鼎]
の「王の身を干吾(かんぎょ)せよ」とは、扞敔(かんぎょ)で扞(まも)る
意。
盾は本来防禦的な武器であるから、干犯はその転義。
[小臣宅(しょうしんたく)き(皀+殳)]に「畫干戈(ぐわかんくわ)
九」を賜うことがみえ、畫(画)干とは周(しゅう)をいう。
周(稠の禾無し)は方形の盾に画飾を加えたもので、彫(ちょう)・雕(ちょ
う)の初文である。
干戈(かんが)は武器、戦争の意。
金文の図象に、人が左右に干戈をもつ形のものがある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「干」はもともとは「方形の盾」の形だったのですね。
「ふせぐ」の意味であり、「おかす、みだす」の意味もあるのですね。
「乾」と音が同じなので「ほす、ひる」の意味にも使われるのですね。
さて今日の一枚は・・・
6月3日に玄関に植えたランタナと日日草などの花ですが・・・
居心地が良いのかランタナはにょきにょきと大きくなってしまいました。
道路わきに植えたランタナは環境が劣悪なのか・・・
購入当時からあまり大きくなりませんが、たくましく育っています。
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