新*今日の漢字* 「簡」
今日は朝から日差しがあり、心地よいです。
ここ数日の湿気が抜けるとよいのですが・・・
では・・・
新*今日の漢字*
「簡」 音読み カン 訓読み ---
画数 18画 部首 竹
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は間(かん(閒))。
竹片を火で炙(あぶ)って平らかにし、薄い札(ふだ)状にしてその上に文字を
書いたものを簡・竹簡といい、「たけふだ、ふみ」の意味となる。
竹簡に画のは玉(ぎょく)や帛(きぬ)に書くのに比べててがるな書記の方法で
あるので、「はぶく」の意味となり、簡易・簡単・簡略(てがるなこと)のよう
に使う。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は閒に作り、閒(かん(間))声。
竹簡をいう。
[説文]五上 に「牒(てふ)なり」、また木部六上 に「札は牒なり」とみえ、
ともに木簡をいう。
[左伝、襄(じょう)二十五年]「南史氏、~かん(上下に竹+閒)を執りて以て
往く」、[礼記(らいき)、王制]「大史は禮を典(つかさど)り、簡(日→月)
記を執る」とあって、史官の掌(つかさど)るところである。
古くは文書に簡を用いたので簡書といい、[詩、小雅、出車(すいしゃ)]に
「此の簡(日→月)書を畏(おそ)る」というのは軍律をさす。
簡の大小字数は、書の軽重によって区別があり、[漢書(かんじょ)芸文(げいも
ん)志]によると、[書]は一簡に二十数字をしるし、[国語][孝経]は十二、三字、
[論語]は七、八字であったらしい。
それぞれたて一行、一字一寸の大きさである。
簡は編んで用いたが、「韋編(ゐへん)三絶す」のように紐(ひも)が切れる
ことがあって、そのちき前後の綴(と)じおちによって文に欠落が生ずるものを
脱簡という。
簡の本義は簡札。
簡閲は柬閲(かんえつ)、簡略は減略。
[論語、公冶長(こうやちょう)]「我が當の小子狂(きゃう)簡(日→月)」は
狂僩(きょうかん)。
また[左伝、成八年]「是(これ)を用(もつ)て簡(日→月(いさ))む」は諫の
意。
それぞれ簡を用いるのは、仮借(かしゃ)の通用羲である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「簡」はもとは「かん(上下に竹+閒)」と書いたのですね。
また、「簡」は「竹簡(竹で作った)たけふだ」だったようですね。
竹簡に字を書くのは玉や帛に書くのに比べててがるなので、「はぶく」の意味となり、
簡易・簡単・簡略のように使われるのですね。
さて今日の一枚は・・・
夏場のあまりの暑さに枯れかけてお盆の頃には葉っぱのみになっていた、
道路そばのランタナですが、つぼみができていました。
そばにはお盆の「なすの牛ときゅうりの馬」が写っていますね。
ランタナのそばの茶色の塩ビ管はお盆のお線香立てとお花立てです。
このお線香立てとお花立てのためにこの小さなプランターが必要なのです。
悪環境に負けず、がんばってね!ランタナ!
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