新*今日の漢字* 「疑」
今日は木曜日なので、外孫を預かりました。
先日、下の孫がプラレールのたくさん入った箱を持ってきてくれたので・・・
早速レールをつなげるしぐさを始めましたが・・・
なかなか思ったようにつながらず、「ばぁば、やってください」とお願いされました。
今日は早めに(3時半)帰宅しました。
明日は娘の健康診断なので、また10時ごろから預かります。
では・・・
新*今日の漢字*
「疑」 音読み ギ 訓読み うたが(う)
画数 14画 部首 疋(ひき)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 古い字形は(上下にヒ+矢)に作り、杖を立てた人が後ろを向き、進むか退くか
を決めかねて立ち止まっている形。
心が疑い迷っている様子を示している。
(上下にヒ+矢)に後ろ向きの人の形をそえた形が ぎ(左に上下にヒ+矢、右
にヒ)、さらに足の形を加えて進退に迷うの意味を示した形が疑で、「うたが
う、まどう」の意味となる。
もとは進もうかどうしようかと自分で疑い迷うという意味であったが、のちすべ
て疑念(うたがう心)のあることをいい、他人を「うたがう」の意味となった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 字の初文は ぎ(上下にヒ+矢)。
(上下にヒ+矢)は人が後ろを向いて凝然(ぎょうぜん)として立ち止まり、杖
を植(た)てて進退を定めかねている形で、個々のの疑惑しているさまを示す。
のちに後ろ向きの人の形(ヒ)や足の形(止)を加えて今の字形となったが、
初形はかなり失われている。
[説文]十四下 に「惑ふなり。子・止・ヒ(ひ)に從ひ、矢聲」というのは、すで
に字の初形を失っている篆文(てんぶん)の字形によっていうもので、そこから
は字形を説くことができない。
疑殆(ぎたい)・疑惑・疑忌・疑怪はその心情をいい、嫌疑によって獄に繋がれ
るのを疑獄という。
真偽の明らかでないことを疑似(ぎじ)、見せかけで敵を欺くためのものを疑旘
(ぎし)・疑城のようにいう。
金文の図象に亜(上下にヒ+矢)形に作るものがあり、その関係図象はすべて
四十三種、七十三器に及んでいる。
山東の き(上下に己+其)侯の図象と思われる亜字形中に、き(上下に己+
其)・き(上下に己+其)侯としるす図象は、また亜(上下にヒ+矢)形図象
と複合しているものもあり、その本族は き(上下に己+其)侯であり、殷代の
雄族であった。
いずれも亜字形を伴う図象であるのは、その職掌が疑事を定めるなどの聖職であ
ったからであろう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「疑」のもとの字は「上下にヒ+矢」と書くのですね。
その象形の字は「杖を立てた人が後ろを向き、進むか退くかを決めかねて立ち止まっている
形」だったのですね。
いま字はそれに「後ろ向きの人の形をそえた形(ヒ)」と「足の形(止)」を加えてできあ
がったのですね。
もとは「進退を迷う」意味でしたが、のちすべて疑念のあることをいうのですね。
さて今日の一枚は・・・
まだまだ、暑さが続きますが、植物は着実に実りの秋の準備をしています。
今日はまず孫たちのホウセンカです。
枯れた花のところにアーモンド形の実ができています。
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