新*今日の漢字* 「供」
昨日は外孫と下の孫、そして上の孫とその友達と4人の子どもが・・・
ワイワイガヤガヤそれぞれの遊びに歓声をあげていました。
まあ、その隙に洗い物を終わらせるという、おばあちゃんならではの荒行をしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「供」 音読み キョウ ク 訓読み そな(える) とも
画数 8画 部首 イ(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は 共(きょう)。
共は儀礼のときに使う呪器(じゅき)を両手でうやうやしく捧(ささ)げ持ち、
神を拝むことを示す字で、共は供と音・意味が同じ。
供は両手で物を「そなえる、もうける(準備する)」の意味に使う。
国語では「とも」とよみ、お供(とも(付そって行くこと。またその人))の
ようにるのは供を伴(はん(とも、つれ))の意味に誤って使用したもので
ある。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は共(きょう)。
共は両手でものを捧(ささ)げて薦める形。
[説文]八上 に「設くるなり」と供設の意とし、「一に曰く、供給するなり」と
いうが、もと供献を意味する。
[説文]は龔(きょう)字条三上 に「給するなり」とし、共・供・龔をみな同義と
するが、金文には[善鼎(ぜんてい)]「共屯(恭屯)」、[叔向父禹(しゅくしょう
ほう)き(皀+殳)]「明德を共(つつし(恭))む」、[叔夷鎛(しゅくいはく)]
「桓武(くわんぶ)なる靈公の所に共(供)する又(あ)り」に共を用い、[大克
鼎(だいこくてい)]「厥(そ)の辟龔(きみきょう(恭))王を龔保(きょう
ほ)す」、[陳(ちん)ぼう(貝+方)き(皀+殳)]「鬼神を龔夤(きょうい
ん)す」に龔を用いる。
共より供・龔が分岐したとみるべきである。
国語では「お供する」のように用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「供」に含まれる「共」は「両手で恭しく捧げ持つ形」だったのですね。
そして「供」は両手で物を「そなえる、もうける(準備する)」の意味に使われるのです
ね。
また「龔」という字も同じように使われるのですね。
さて今日の一枚は・・・
ご覧の通り洗面台のタブです。
実は先日、洗面所付近でモモの鳴き声がしたので「どこどこ?」と床の上を探しても居ませ
んでした。
でも声がするので視線を上げると・・・
この中にモモがうずくまっていました。
「え?お水?」と3匹共用の洗面器を探すと・・・
案の定、お水は空っぽでした。
もしかしたら、その前にも「お水がない」と訴えていたのかもしれません。
私に気づいてもらえないので、猫なりに考えてくれたのかもしれません。
モモも13才・・・人間でいえば68才・・・
ことばは発せないですが、賢いな~と思いました。
0コメント