新*今日の漢字* 「降」
今日は週に一度の大掃除をして・・・
たまっていた、ダンボールと新聞を束ねて・・・
約1km離れた、郵便局へ・・・
よく動いなぁ~と思いましたが、なんと前半は歩数計を持っておらず・・・
ノーカウントでした、残念!
では・・・
新*今日の漢字*
「降」 音読み コウ 訓読み お(りる ろす) ふ(る)
画数 10画 部首 阝(こざとへん)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 ふ(𠂤+もう一つ口のようなもの(阝))と夅 (こう)とを組み合わせた
形。
ふ(𠂤+もう一つ口のようなもの(阝)はもと(縦画に上の平の三角を三個付け
た形)と書き、天上の神が陟(のぼ)り降りするときに使う梯(はしご)の
形。
夅は下向きの左右の足あとを上下に並べた形で、くだる意味を示す。
神が神梯(しんてい)を降(くだ)ることを降といい、神仏が天上から地上に
降ってくることを降臨という。
中国では神が天上におり、この神梯によって陟り降りすると考えられた。
わが国の神話にも、天照大神の孫が高天原(たかまがはら(天上の国))から
筑紫(つくし)の国の日向(ひゅうが(今の宮崎県))の高千穂峰(たかちほの
みね)に降りて来たことがわが国の始めであるという天孫降臨の話がある。
降は神が「くだる」というのがもとの意味であったが、高所から「くだる、くだ
す、おりる、おちる、ふる」ことを降というようになり、のち敵に負けて従う
ことを降参・降伏・降服という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 ふ(𠂤+もう一つ口のようなもの(阝))と 夅(こう)とに従う。
ふ(𠂤+もう一つ口のようなもの(阝))は神の陟降(ちょくこう)する神梯
(しんてい)の形。
夅は左右の足が降(くだ)る形。
[説文]五下 に夅を正字として、「夅は服するなり」「相承(う)けて敢(あへ)
て竝ばざるなり」と降服の意とし、それで止(あし)を並ばないでしるすという
のは、理に合わない。
[書、多士]「惟(こ)れ帝、降格す」というように、降格するものは上帝であり、
神霊である。
また上帝が地上に災禍を下すことを卜辞に「茲(こ)の邑(いふ)に(とが)を
降すこと亡きか」「卯(ぼう(犠牲を卯(さ)く)するときは、帝は(とが)を
降さざるか」、また「帝は大(たい)かん(暵の日無し(暵(ひでり)))を
降さざるか」「貞(と)ふ。疾(やまひ)を降すこと勿(な)きか」のようにい
う。
降雨も上帝の意思によるものとされ、「茲(こ)の雲は・・・」
・・・中略(文献例)・・・
古くは祖霊自が自ら降格するとかんがえられ、・・・中略(文献例)・・・
神の権威が王に移されるようになって、金文の[大保(たいほ)き(皀+殳)]に
「王、征命を大保(召公(しょうこう))に降す」という。
また儀礼が終わって、その聖所より降ることを、[大豊(だいほう)き(皀+殳)]
に「王、天室に祀(まつ)りて、降る」という。
のち心の安らぐことをいい、・・・中略(文献例)・・・思う人にやっと会えて
心の安らぐことをいう。
[説文]のいう降服の義は、春秋期以後のものに用例がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「降」はもともとは「神が神梯をくだる」という意味だったのですね。
神の権威が王に移されるようになって王にも使われるようになったのですね。
説文でいう降服の意味は春秋期以後に使われるようになったようですね。
さて今日の一枚は・・・
先日の虎杖(いたどり)のそばにマメ科のような花が咲いていました。
なんでしょうね・・・分かりませんでした・・・
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