新*今日の漢字* 「紅」
今回の台風は日本海側を通過中なので・・・
3階の部屋の窓を全開し網戸にしておいたら・・・
先ほどコンコロコ~ン!と私の部屋のごみ箱が階段を転げ落ちてきました。
仕方がないので、窓を細くすることに変更しました。
では・・・
新*今日の漢字*
「紅」 音読み コウ ク 訓読み べに くれない
画数 9画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は工(こう)。
[説文(せつもん)]十三上 に「帛(きぬ)の赤白色なるものなり」とあって、
白味のある赤色、桃紅(とうこう(桃の花のようなべに))のような色をいう。
「くれない、あか、べに」の意味に用いる。
みな染色に用いる色であった。
丹(に、あか)や朱(あか)は鉱物質のもので、染色に用いるものとは別の系統
のものである。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は工(こう)。
[詩][書][易(えき)][礼記(らいき)]など古い経籍には見えない字である。
[説文]十三上 に「帛(きぬ)の赤白色なるものなり」とあり、白味のある赤、
すなわち桃紅色である。
先秦(せんしん)の文献には、地名として用いられているのみで、古くは絳を
用いたともされるが、絳は大赤で濃紅色をいう。
色の多様化につれて、新しく作られた字であろう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「紅」は「白味のある赤色、桃紅(桃の花のような紅色)」をいうようですね。
「くれない、あか、べに」の意味に用いられるのですね。
また、古い時代の文献には見えない字のようですね。
余談ですが・・・
「紅一点」ということばあがりますが、この「紅」はとある花を指しているのですが・・・
さてなんの花かご存知ですか?
桃紅色の花・・・・と思いきや・・・
北宋時代の政治家の王安石が「詠柘榴」で「万緑叢中紅一点」という句を詠んだそうです。
「一面緑の中に赤い花咲いている」ということですが、「詠柘榴」?
「柘榴」は「ざくろ」ですよね。
えらい政治家さんが詠んだので仕方がないですが、柘榴の花は日本人の感覚で行くと「朱」
に近い色ですよね。
昔、クイズで聞いて、びっくりしました。
さて今日の一枚は・・・
昨日に続き、いただき物の置物の話です。
龍のうろこが一枚一枚浮き出しているのがお分かりですか?
猫ではないですが、ポリポリしたくなるのは私だけでしょうか・・・
しませんけど・・・
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