新*今日の漢字* 「刻」
今日は外孫を預かりました。
6時半ごろに帰宅したので、食事をしてこの時間の書き込みです。
では・・・
新*今日の漢字*
「刻」 音読み コク 訓読み きざ(む)
画数 8画 部首 ⺉ (りっとう)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は(刻の亥の一番上が横線)に作り、音符は亥(一番上が横線)。
亥は骸(がい(なきがら))・核(たね)の字からも知られるように、骨骼(こ
っかく)のあらわれるような形のものをいう。
亥はもと獣の形であるから、獣の死体を刀(⺉ (りっとう))を使って切り解
く、「きざむ」ことをいう字であろう。
獣死体を刻剥(こくはく)する(皮や肉を削り取る。しいたげる)ことから、
「きびしい、むごい」の意味となる。
また器にきざんで時を計るので「とき(時刻)」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は亥(一番上が横線)。
亥は骸(がい)・核の字の従うところで、獣の骨骼(こっかく)をいう。
骨骼にいたるまで刻剥(こくはく)する意である。
[説文]四下 に「鏤(ゑ)るなり」とし、[爾雅(じが)、釈器]に金には鏤
(る)、気には刻というとするが、もと獣を刻剥する意であるから、刻削・刻治
・刻痛・刻薄・刻法・刻意・苛刻など、厳急苛酷(げんきゅうかこく)の意に
用いることが多い。
刻鏤(ほりもの)の意とするのは、のちの用義である。
刻して印とするので、刻印・時刻の意に用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「刻」に含まれる」「亥」は「もと獣の形」なので、それを「⺉ (かたな)」で切り解く
「きざむ」という意味のようですね。
また「きびしい、むごい」の意味になるのですね。
さて今日の一枚は・・・
赤とんぼが飛び交う田んぼの中にこんな花が咲いていました。
調べてみたら、どうやら「コナギ」というミズアオイ科の水田の雑草だそうです。
青い可憐な花でした。
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