新*今日の漢字* 「穀」
今日は午後から健康診断の第一弾として病院へ行ってきます。
今までの検診専門の病院では、何かが見つかったときの対応に不満があり・・・
不満を持ってから3年目にしてやっと大きな市民病院での検診です。
年齢を考えて、オーバーホール的にしっかり検診していただこうと・・・
あれもこれもプラスして受けることにしました。
本体の検診は来年1月ですが、その前に・・・第一弾です。
ではその前に・・・
新*今日の漢字*
「穀」 音読み コク 訓読み ---
画数 14画 部首 禾
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は穀に作り、音符は かく(愨の心無し)。
かく(愨の心無し)は穀物の実を叩(たた)いて脱穀する形で、その脱穀されて
中が空(から)になったものが かく(愨の心無し)である。
殼(殻。から)はくずのようなものが中に残っているからで、からに禾(か
(いね、穀類))が入っているものが穀である。
穀は「こくもつ」、穀類すべてをいう。
禾が実って、その実が弾けようとする形が穆(ぼく(つつしむ))である。
穀類は人命を保つものであるから、「やしなう、いきる」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は穀に作り、声符は かく(愨の心無し)。
字の初形は、穀物の穂を撃って脱穀をしている形であるが、 かく(愨の心無
し)に従う字が多くて、かく(愨の心無し)を声符とする例があるので、その例
による。
こう(上から士+冖+一(かく(愨の心無し)の左側))は穀物の実のある
部分。
そこに穀物の実のある形は穆(ぼく)、これを撃つ形が穀となる。
[説文]七上 に「續(つ)ぐなり。百穀の總名なり」と穀・續(続)の畳韻をもっ
て解するが、意味のないことである。
粟(ぞく)字条七上 にも「孔子曰く、粟の言爲(た)る、續なり」という。
[管子、山権数(さんけんすう)]に「穀は民の指命なり」というように、民生に
かかるところであり、ゆえに穀養の義がある。
[詩、小雅、甫田(ほでん)]「以て我が士女を穀(やしな)はん」はその意。
[王風(おうふう)、大車(たいしゃ)]に「穀(い)きては則ち室を異にするも
死しては則ち穴を同じうせん」とは、愛を誓う語である。
脱穀したあとを殻(殼)という。
穆実のすでに脱している形。
穆・榖・殼は一系の字。
轂(こく(こしき))・觳(かく(さかずき))などに用いるのは、榖の形声字
である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「榖」は「穀類のすべて」をいうようですね。
古い時代には「やしなう、いきる」の意味にも使われていたよですね。
さて今日の一枚は・・・
毎年恒例のわが家のシクラメンの一番手です。
かれこれ、7~8年は咲いていると思います。
咲いている花が2個、中央付近に小さなつぼみ。
そしてそのつぼみの右側に・・・くるくると丸まった物体は・・・
一番最初に咲いた花の茎です。
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