新*今日の漢字* 「詞」

13日に予定している旅行もあり、大型で非常に強い台風の情報が気になります。

まずは今朝、家の周りの飛びそうな物を片づけ・・・

その後、ベランダの飛びそうな物と排水口辺りのゴミ掃除しました。

では・・・

新*今日の漢字*

「詞」 音読み  シ    訓読み  ---

    画数   12画   部首  言

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は司(し)。

     司は口(さい(神への祈りの文である祝詞を入れる器の形))を取り扱うことを

     示す形。

     詞はおそらくその祈りの文を示すものであろう。

     [楚辞(そじ)、離騒]に「重華(ちょうくわ(殷(いん)の祖先神の舜(しゅ

     ん)))に就(つ)きて(舜を祭っている九巍山(きゅうぎさん)に赴いて)

     詞(ことば)を陳(の)べん」とあって、神に対して陳(の)べる語、祈ること

     ばを詞という。

     「いのることば、ことば」の意味に用いるが、のちひろく詩や文の意味にも用い

     る。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は司(し)。

     司は祝禱を収める器(口(さい))をひらく形。

     [説文]九上 に「意、内にして、言、外なり」とし、字を会意とする。

     言外の意というほどの意とされているが、[説文]九上 は司を「臣にして事を外

     に司(つかさど)る者なり」としており、詞を外に宣(の)べる意とするもので

     あろう。

     祝詞は祝詞(のりと)、神に告げる語で、[楚辞(そじ)、離騒(りそう)]「重

     華(ちょうくわ(舜(しゅん)))に就(つ)きて詞(ことば)を陳(の)べ

     ん」というのが、その原義に近い。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「詞」に含まれる「司」は「口(さい(神への祈りの文である祝詞を入れる器の形))を

取り扱う」ことを示すものだったようですね。

そして、「詞」は「おそらくその祈りの文」を示すものだったようですね。

古い時代は「いのることば、ことば」の意味でしたが、のちひろく詩や文の意味にも用いら

れるのですね。 


さて今日の一枚は・・・


春になると満開に咲く彼岸桜の木ですが・・・

このところの涼しさで葉も落ちたな~とバルコニーに出て眺めてみると・・・

なんと!所々に桜の花が白く咲いていました。

左上に写っているオレンジ物体はこの時期の風物詩のカラスウリです。

そして右下の方に写る白いものは桜の花です。

そうそう、カラスウリの咲くころにはお茶の花も咲きはじめ・・・

はるか昔にはお茶の花にカラスウリを添えて市場に出荷していたという話を聞いたことが

あります。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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