新*今日の漢字* 「聖」

今日は外孫を預かりました。

気候が良かったので、近くの公園で2時間ぐらい遊びました。

滑り台は水と砂で汚れていると思ったので・・・

それを拭くタオル持参で行って、大成功でしたが・・・

次回は濡れたタオルを入れるビニール袋も持っていこうと思います。

では・・・

新*今日の漢字*

「聖」 音読み  セイ    訓読み  ---

    画数   13画    部首  耳

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 もとの字は(下部の王→壬)に作り、耳と口と壬(てい)とを組み合わせた形。

     壬はつま先で立つ人を横から見た形。

     口は「さい」で、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。

     壬の上に大きな耳の形を書いて、聞くという耳の働きを強調した形である。

     古代の人は耳には、かすかな音で示される神の声を聴く働きがあると考えたので

     ある。

     祝詞を唱え、つま先立って神に祈り、神の声。神の啓示(お告げ)を聞くことが

     できる人を聖といい、聖職者の意味となる。

     神の声を聡(さと)く理解することを聡(總。さとい)といい、神の声を聴いて

     心に暁(さと)ることを聴という。

     もと聖職者のいみであった聖は、儒教によって最高の人格とされて、「ひじり

     (知識・徳望の最も優れた人)」の意味となる。

     また「さとい」の意味や天子の意味、天子に関して敬語として添える語として

     用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 旧字は(聖の王→壬)作り、耳と口と壬(てい)とに従う。

     壬の上に大きな耳の形をかいて、聞くという耳の働きを強調した形。

     壬は呈・逞(てい)・望(いずれも王→壬)の字に従うところで、つま先立ち

     する人の側身形。

     口は「さい」で、祝禱(しゅくとう)を収める器である。

     [説文]十二上 に「通なり」と通達の意とし、字を耳と壬とを要素とし、口は別に

     加えられている要素であるから、呈声ということはありえない。

     文字の構造において、人の特殊な機能や行為を強調するために、その部分を人の

     上部に出す造字法がある。

     たとえば見・光・望・兄などにその例がみられるが、望が目を挙げて遠くを望む

     望気を示す字であるように、聖は祝禱して祈り、耳をすませて神の応答するとこ

     ろ、啓示するところを聴くことを示す字。

     聽(聴)の従うところも聖と同じ。

     聞の卜文も、人の上に耳をかく形である。

     祝禱して神の啓示するところを聴くのは、いわゆる神瞽(しんこ)のことで、

     瞽者はその神意にかなうものとされた。

     ・・・中略(文献例)・・・

     聖の初義は神の啓示を聴きうる人、聖職者であり、楚の徳を聡(總)という。

     聖は西周(せいしゅう)期の金文にみえ・・・一部中略(文献例)・・・

     その家系を尊んで特に聖の字を加えている。

     ・・・一部略(文献例)・・・その徳を讃して聖武・哲聖のようにもいう。

     本来は聖職者をいう語であったものが、ひろくその特性をいう語となり、西周後

     期にはすでに多くの人に用いられる語であったらしい。

     ・・・後略(文献例)・・・

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「聖」のもとの字は「耳・口・壬」で表され、「壬」は「つま先立ちする人の横から見た

形」で「口」は「さい」そして「耳」は「神のかすかな啓示を聴く」ことを強調しているの

ですね。

もとは神の聴く聖職者の意味でしたが、儒教によって最高の人格とされて、「ひじり(知

識・徳望の最も優れた人)の意味となったようですね。

また、天子の意味、天子に関して敬語として添える語として用いられているのですね。

     


さて今日の一枚は・・・


外から家の中に入れた物の一つ「サンスベリア」です。

元は娘が6~7年前に寒さでダメにしたものでした。

残った1枚の葉から2~3回新芽を出して、3回目にしてやっと順調に育ちました。

今年は2株になりました。

ケセラおばさんの日々是好日

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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