新*今日の漢字* 「盛」
朝から曇り空の寒い一日になりそうです。
1時前に下の孫をお迎えに出かけます。
先ほどからなぜかクシャミが立て続けにでます。
何かアレルゲンがあったのでしょうか?
それとも・・・風邪?
日曜日には京都で研修会があるので、風邪は困ります。
では・・・
新*今日の漢字*
「盛」 音読み セイ ジョウ 訓読み も(る) さか(る ん)
画数 11画 部首 皿
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もと字は(成の中が丁)に作り、音符は成(せい)。
[説文(せつもん)]五上 に「黍稷(しょしょく(もちきびと、うるちきび))、
器中に在り。以て祀(まつ)る者なり」と、黍稷を「もる」の意味とする。
黍稷に限らず、旨酒(うまい酒)についても盛るという。
黍稷を盛る器は簠(ほ(うつわ))という。
青銅器の簠には大型のものがあり、多くのものを盛り上げるようにして神に供え
るので、「おおい、さかん」の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は成(せい(成の中が丁))。
[説文]五上 に「黍稷(しょしょく)、器中に在り。以て祀(まつ)る者なり」と
あり、黍稷を盛る意とする。
その器は簠(ほ)、金文の[史免簠(しめんほ)]に「用(もつ)て稻梁(たうりや
う)を盛る」の語があり、その供薦するところを粢盛(しせい)という。
[左伝、哀(あい)十三年]に「旨酒一盛」の語があり、酒にもいう。
要するに器に実たす意である。
祭祀(さいし)には多くものを供薦するので、盛多・豊盛の意となる。
またすべてさかんなものを隆盛・盛徳といい、尊称として盛意・盛旨のように
いう。
粢盛が原義、盛徳などの語は列国期以後のものである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「盛」はもとは「黍稷(もちきびとうるちきび)を器にもる」意味だったようですね。
また「旨酒(美味しいお酒)」も盛るというようで、器に満たすことのようですね。
さらに「隆盛」などのように、さかんなものにも用いられるのですね。
さて今日の一枚は・・・
昨日家の中に入れたカクタスです。
もうつぼみがはっきりと見えますね。
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