新*今日の漢字* 「創」
昨日の暖かさとは打って変わって夜中から寒くなりました。
昨日より10度ぐらい低くなるそうです。
では・・・
新*今日の漢字*
「創」 音読み ソウ 訓読み つく(る)
画数 12画 部首 刂(りっとう)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は倉(そう)。
字はまた刱(そう)に作り、音符は刅(そう)とする解釈もあるが、刱は井(せ
い(鋳型(いがた)のわく))を解く形であるから、会意とすべきであろう。
創は刱の字を形声化したものであるから、刱によって字の意味を考えるべきで
ある。
刱は鋳型のわくを刀(刂)ではずして中の器を取り出すことをいい、「つくる、
はじめる、はじめ」の意味となる。
刅が「きず」の意味で、創は形声の字。
刱が「はじめる」の意味の字であるが、この字は廃止されて使用されることは
なく、形声の字の創がその意味に使われる。
創はもと槍(やり)による「きず」をいう字であった。
刅・刱・創は別の字であったが、創だけを使うようになった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は倉(そう)。
[説文]四下 に刅(そう)を正字とし、「傷つくなり。刅に從ひ、一に從ふ。
創は或いは刀に從ひ、倉聲」とする。
経籍には多く創を用いる。
創に創傷と創始の二義があるとされるが、創は創傷。創始の正字は刱(そう)。
井(けい)は鋳型(いがた)、これを裂いて器を取り出すので、刱始・刱作の意
となる。
いま刱の字はほとんど廃して用いられず、創を創始の意に用いている。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「創」は「刱」とも書かれているらしいですね。
「創」はもともとは「槍による傷(きず)」をいう字だったのですね。
そして「刱」が「鋳型のわくをはずして器を取り出す」字で「つくる、はじめる、はじめ」
の意味だったのですね。
ところが「刱」の字がほとんど使われなくなって(廃された?)「創」の字が代わりに使わ
れるようになったのですね。
余談ですが・・・
漢字の勉強を始める前にいわゆるバンドエイド的な「ばんそうこう」を漢字で書くと・・・
「絆創膏」なのですが、なぜ「創造の創なのかな?」と単純に思っていました。
こちらの方がもともとの意味だったのですね。
さて今日の一枚は・・・
早回り京都旅行最終回です。
おそらく知恩院の方丈?のお庭のライトアップです。
もっと幻想的な場所もありましたが、撮り手の腕の問題で良く写っていませんでした。
楽しかった京都旅行の思い出めぐりも終了です。
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