新*今日の漢字* 「装」
気象情報では「昼頃から雨が・・・」と言っていましたが・・・
なんと朝から雨が降っています。
坂の多い我が家はコンクリートになっているところに苔が生え、滑りやすくなっています。
では・・・
新*今日の漢字*
「装」 音読み ソウ ショウ 訓読み よそお(う)
画数 12画 部首 衣
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は裝に作り、音符は壯(そう(壮))。
衣裳の外形を整えることを装といい、装飾(美しく見えるように飾ること。よそ
おい)のように用いて、「よそおう」の意味となる。
装束(しょうぞく)とはもと旅支度(たびじたく)をすることであったが、いま
は身なりを整えるの意味に用いる。
衣裳以外にも、装甲(鎧を身につけること)。また敵弾から身を守るために、
車体などに鉄板を張ること・表装(紙や布を張って軸物などを仕立てること)・
装潢(そうこう(書画軸の表装をすること))のようにいう。
書物の表紙・見返しなどの体裁(ていさい)をつくり外形をととのえることを
装釘(そうてい)・装訂(そうてい)といい、いまは装丁・装幀(そうてい)と
いう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は壮(そう(壯))。
[説文]八上 に「裹(つつ)むるなり」とあり、[段注]に「其の外を束(つか)ぬ
るを裝と曰ふ」とする。
字が衣に従うことからいえば、衣装・装飾をいう字であろう。
装束(しょうぞく)とはもと行李を整えること、すなわち旅支度をすることを
いう。
表具の紙のことを装潢(そうこう)、製本を装釘(そうてい)という。
いまは装幀(そうてい)という字を用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「装」はもと「裝」と書かれていたのですね。
そして「衣裳の外形を整える」ことを「装」といい、「よそおう」という意味になるのです
ね。
「装束」ということばはもとは「旅支度」に用いていたのですね。
お葬式の時に死者へ着付ける「死装束(しにしょうぞく)」は儀式としての衣装かと思って
いましたが、まさに「死への旅支度」なのですね。
さて今日の一枚は・・・
ある日の3階のバルコニーでの一コマです。
お姉さん猫のモモがカマキリのメスをを見つけてちょっかいを出しています。
続きは明日。
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