新*今日の漢字* 「班」
三が日も終わり、日常が戻りつつあります。
今日は娘家族が新年のあいさつに来るので、お昼は一族?集まって食べようと思います。
ではその前に・・・
新*今日の漢字*
「班」 音読み ハン 訓読み ---
画数 10画 部首 王
では常用字解で調べてみましょう。
会意 かく(珏の点無し)と刀とを組み合わせた形。
かく(珏の点無し)は二つの玉(ぎょく)を綴(つづ)ったもので、これを刀
(刂(りとう))で分けることを班という。
[説文]一上 に「瑞玉(ずいぎょく(諸侯の持つ玉))を分(わか)つなり」とあ
る。
「わかつ、わける」の意味に用い、班給(分けて与えること)・班田(班田収
受法により、口分田(くぶんでん)を班給すること。また、その口分田)のよう
にいう。
また班白(白髪まじりの頭髪・斑白(はんぱく))のようにも使う。
仕事や行動をいっしょにするために分けられたグループの意味に用い、班長
(班のかしら)という。
たま(珏の点無し)の色のまじわることを斑(はん(まだら))という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 かく(珏の点無し)と刀とに従う。
かく(珏の点無し)は一連の玉(ぎょく)。
これを刀で分つことを班という。
[説文]一上 に「瑞玉(ずいぎょく)を分つなり」とあり、[書、舜典(しゅんて
ん)]の「瑞(ぎょく)を群后(諸侯)に班(かへ)す」の文による。
瑞玉としては圭(けい)などを用いるが、班は玉の綴(つづ)りである玉朋(ぎ
ょくほう)を両分する意で、朋を左右に両分することをいう。
[左伝、襄十八年]「獻子(けんし)朱絲を以て玉二かく(殼の左下→王)を繋
(か)く」とあり、その糸を切るのである。
両者を合わせて一朋、両分したものを班といい、その一系の玉、班位・班次の意
となる。
班爵・班秩は爵秩を分つこと、班田は田土を等分に分つことをいう。
両分したものは均等であるから、[孟子。公孫丑(こうそんちゅう)、上]に「是
(かく)の若(ごと)く班(ひと)しきか」とみえる。
頭髪の白黒相雑(まじ)わる人を班白の人という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「班」は「玉を綴ったものを刀で分けること」を表していたのですね。
「わかつ、わける」の意味に使われるのですね。
私たちが日ごろよく見る使われ方は「仕事や行動をいっしょにするために分けられたグルー
プ」の意味なのですね。
さて今日の一枚は・・・
娘家族がお年賀でケーキを持ってきてくれました。
一族9人で美味しく頂きました。
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