新*今日の漢字* 「枚」
これから一種間ぐらい晴天は望めなさそうです。
冬ですから、そういうこともありますね。
では・・・
新*今日の漢字*
「枚」 音読み マイ 訓読み ---
画数 8画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
会意 木と攴(ぼく(攵))とを組み合わせた形。
攴には打つの意味があり、木を斧(おの)などで打って作った「いたきれ、うす
いもの」をいう。
またうすいものを「かぞえる」ことをいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 木と攴(ぼく)とに従う。
攴は斧(おの)を手(又(ゆう))にもつ形で、斧でうって作った木片をいう。
[説文]六上 に「榦(かん)なり。杖(つゑ)と爲すべし。木に從ひ、攴に從ふ」
とし、[詩、大雅、旱麓(かんろく)]「條枚(でうばい)に施(いた)る」の句を
引く。
[周南、汝墳(じょふん)]の[毛伝]に「枝には條と曰い、榦(みき)には枚と曰
ふ」とあり、[説文]はその義による。
[左伝、襄二十一年]「其の枚數を識(しる)す」と馬鞭(ばべん)の意に用いる
が、枚を杖の意に用いる例がない。
金文にみえる字形は、木に手斧(ちょうな)を加えている形とみられ、手斧をも
って削りとった木を枚という。
卜辞に「舟を枚(つく)る」という例があり、これは刳(く)り船のことであろ
う。
薄く削ったものを枚といい、一枚ずつ数えることを枚挙(まいきょ)という。
隠密のうちに行動するとき、声を出さぬように枚を口に ふく(衎の干→金)ま
せて軍行することがあり、これが がん(衎の干→金)枚(ばい)という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「枚」は「木と攴とを組み合わせた形」なのですね。
[説文解字]では「杖」の意味としているようですが、金文の字形は「木に手斧を加えている
形」なので「杖の意味に用いる例がない」と説明されていますね。
「攴」には「打つ」意味があるので、木を斧で打って作った「いたきれ、うすいもの」の
意味となるようですね。
さて今日の一枚は・・・
頂き物のヒヤシンスが咲き始めました。
最初に咲いたのは青?紫?でした。
つぎは・・・下の孫のピンクが咲きそうです。
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