新*今日の漢字* 「幕」
雨の降った昨日より暖かくなるそうです。
買い物に行っている間に兄嫁さんが野菜とお漬物をいっぱい届けてくれました。
いつも気に懸けていただいて、感謝しています。
では・・・
新*今日の漢字*
「幕」 音読み マク バク 訓読み ---
画数 13画 部首 巾
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は(草かんむりの中央が離れている)に作り、音符は莫(ばく)。
[説文(せつもん)]七下 に「帷(とばり)、上に在るを幕と曰(い)ふ」とあ
り、「天幕(てんまく)、テント」をいう。
又室内の仕切りなどに使うたれぎぬ、カーテンである「とばり(帷(い))」の
意味にも用いる。
軍港のときに携えて行き、陣営や宿舎として使用した。
将軍のいるところを幕営(ばくえい)、将軍を補佐する参謀を幕僚(がくりょ
う)といい、将軍の本営全体を幕府(ばくふ)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は莫(ばく)。
[説文]七下 に「帷(とばり)、上に在るを幕と曰ふ」とあり、いわゆる天幕(て
んまく)、旁(かたわ)らにあるものを帷(い)という。
軍港のときに携行して、陣営や宿舎に用いた。
将軍のあるところを幕営といい、その左右を幕僚・幕友、直属のものを幕下、
幕府とはその本営をいう。
酒徒劉伶(りゅうれい)の[酒徳頌(しゅとくしょう)]に、天地の閒をかりの旅宿
にたとえて「幕天席地」という。
白居易(はっきょい)の[微之(びし(元(げん)じん(禾+眞)))に和す詩、
二十三首]に、「天地を幕席と爲(な)さば 富貴も泥沙(でいさ)の如し」の
句がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「幕」は[説文解字]の頃から今と同じような「まく、とばり」の意味に用いられていたのです
ね。
何気なく、鎌倉幕府・江戸幕府などと使っていましたが、将軍のいる本営全体を幕府という
のですね。
さて今日の一枚は・・・
キンカンを食べに来た鳥の撮影ができました。
網戸越しなので、微妙ですが・・・
今日のお客さんはヒヨドリでした。
前に見たときは、スズメぐらいの鳥が来ていました。
キンカンを採られるのも、不本意ですが、かわいい鳥が来るのはうれしい!
複雑な心境です。
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