新*今日の漢字* 「足」
昨日とは打って変わって、静かな時間を過ごしています。
今回から字の説明の最初に「常用字解」次に「字統」を書くことにしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「足」 音読み ソク 訓読み あし た(りる る す)
画数 7画 部首 足
象形 膝の関節から下の足の形。上部の口は関節の部分、下部の止は足あとの形で、
足先を示す。
足は足の形全体を写すのではなく、膝と足先とを組み合わせて「あし」を示している。
膝から下の足全体の形を写した形は疋(しょ)で胥(しょ(たすける))と通じて、
助けるの意に用いる。
足は「あし」の意味のほかに、「たりる、たる、たす」の意味に用いる。
足と疋は形が非常に近く、また音と意味が近い字である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
では次に字統では・・・
象形 膝の関節より趾(あしゆび)に至るまでの形。
「説文」二下 に「人の足なり。下に在り。止と口に従ふ。」とするが、
口は膝の関節の形。
卜辞では正と同形にかかれ、「帝は雨を正(た)らしめんか」「帝は雨を
正(た)らしめ、年(みのり)あらしめんか」など、みな「足(た)る」の
意である。
また金文にしばしば見えること形は疋(しょ)で左胥(さしょ)補佐をいう
語である。
卜文・金文では正・足・疋の形が近く、そのため文が誤読されていることがある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
今回の足は許慎の説文解字とは「口」の見解が「くち」と「膝の関節」の相違だったようで、
理解しやすかったと思われます。
では今日の一枚は・・・
「シダ」シリーズです。
おそらく、3種類のシダが写っていますが、私のお気に入りは真ん中の丸みをおびた葉のシダです。
このシダも時折、切り取って、花瓶の花の引き立て役となっています。
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