新*今日の漢字* 「竹」
今日は娘からの母の日のプレゼントされた、陶芸の体験教室に行ってきました。
初めてでしたが、電動ろくろでの体験でした。
初心者なので先生が、ある程度の形に作ってからバトンタッチ。
ぶれないポイントは、「脇をしめる」「左右の手のどこかが触れ合って作品に触れる両手の幅が
あまり変わらないようにする」でした。
まずは、一番簡単かな~と言われた、蕎麦猪口(そばちょこ)を作りました。
簡単と言われたのですが、手が大きな私は蕎麦猪口の中に右手を入れるのに四苦八苦しました。
踏まえて、2個目は手の大きさの影響が少ないごはん茶碗に挑戦しました。
取り合えず、大きな失敗もなく終了しました。
隣のろくろのでは陶芸歴数年の方が乾いた作品を削る作業をしていました。
知らなかったのですが、私の作品も乾燥した後削る作業があるそうで、
その後選んだ釉薬をかけて焼いていただけるそうです。
約1ヶ月後、焼き上がった作品と対面できるそうです。
では・・・
新*今日の漢字*
「竹」 音読み チク 訓読み たけ
画数 6画 部首 竹
では常用字解で調べてみましょう。
象形 竹の葉が垂れている形。「たけ」をいう。
中国には竹の種類が多く「竹譜」のような書物もあって、
竹の文化というべきものがある。
[説文]五上 に竹部に属する字は144字に及ぶ、晋代の王徽之(おうきし)が
竹を好み、竹を指して、此君(しくん)(此(し)の君)と言ったことから、
此君は竹の異名となった。
竹は古く中国から渡来したもので、国語の「たけ」は竹(ちく)の音をとった語である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみましょう。
象形 竹の葉の形。
[説文]五上 に「冬生の艸(くさ)なり。 象形。 下垂する者は”ほうじゃく”なり」
とあって、”ほうじゃく”とは竹苞(ちくほう)をいう。
字は竹の皮ではなく、竹の葉の象形である。
説文の竹部に属するものは144字あり、竹の文化は文学や絵画の上にも特殊な
風趣をそえている。
晋の戴凱之(たいがいし)、元の李衎(りかん)に「竹譜」の書があり、
戴凱之の書は四字句の押韻の書である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
まず言葉の意味を調べてみました。
竹苞:竹の根?(四字熟語辞典オンライン、竹苞松茂(ちくほうしょうも)の意味から)
竹譜:画竹に関する論述,史伝,図譜などを集成した書を竹譜と呼ぶが,
固有名詞としては中国,元の李 衎 (りかん) 撰『竹譜詳録』を節略していう。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)より
結果的には竹は竹の葉の象形文字である。
そして中国では多種あり、画竹に関する書物もあり、文化にもなっている。
ということでしょうか。
日本でも「竹馬の友」や「破竹の勢い」や「松竹梅」「かぐや姫」などの言葉や物語などがあり、
生活に寄り添っていた植物の中でも格別なもののだったと思われますね。
では今日の一枚は・・・
今は無き、建て替え前の我が家の竹です。
隣の家との境の崖に生えていました。
2m以上の崖を竹の根だけで保っていました。
シャガやアケビなどの植物の大切な生息場所になっていました。
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