新*今日の漢字* 「二」
今日は漢字教育士の先輩の活動を見学させて頂きました。
今日ご一緒に見学をした方が他に2名いたのですが、
皆さん漢字に熱心で、話題について行けず、傍観者となってしまいました。
ではめげずに・・・
新*今日の漢字*
「二」 音読み ニ 訓読み ふた ふた(つ)
画数 2画 部首 二
では常用字解で調べてみましょう。
指事 数を数えるときに使う算木を日本重ねた形。
算木二本で「ふたつ」の意味となる。
甲骨文字では一から四までの数をこの形式で表す。
数の「ふたつ」のほかに、「ふたたび、ならぶ」などの意味に用いる。
二は書きかえられやすいので、それを防ぐために、二の代わりに弐(貮)を
用いることがある。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
指事 横線二をもって、数の二を示す。
算木を二本重ねた形。卜文・金文の字形は、上下二本同じ長さのものを重ねる。
[説文]十三下 に「地の数なり。偶に従ふ」とするのは、[易(えき)、
繋辞伝(けいじでん)、上]「天は一、血は二なり」の文による。
また天地引用の観念は[太平御覧(たいへいぎょらん)、一]に引く[三五歴紀に]
「元氣肇(はじめ)て分かれ、淸輕なる者は上りて天と爲り、濁重なる者は下りて
地と爲る」とあるように事前の形成された過程を、数理によって説く[易(えき)]の
思想に基づくものであるが、字はもとより計数の法を示すものにすぎない。
数の二より、序数として第二、また再度、二分や二倍、また疑惑・変更の意となる。
古文の字は弐に作る。
金文の[琱生既(ちょうせいき)]に貮(弐)の初形と思われる字がある、比例や分数の
意に用いているようである。
のち数字の改竄(かいざん)を避けるために、文書に二の代わりに弐を用いること
がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
まずは算木二本の形の二がありました。
二番目の意味から第二、また再度、二分や二倍、また疑惑・変更の意味となりました。
金文の比例や分数に用いられた貮(弐)があり、のち数字の改竄(かいざん)を避けるために
二の代わりに弐を用いるときがある。ということですね。
では今日の一枚は・・・
庭の野菜シリーズです。
普通のトマトです。
蛙の子は蛙と言いますが、若い頃には土いじりなど全く興味が無かった主人が定年後は
庭で野菜作りです。
やっぱり農家の次男坊なのだなぁと感心してしまいます。
0コメント