新*今日の漢字* 「日」

午前中、昨日見学させていただいたことをノートにまとめました。

難しい話を分かりやすく、そして楽しく伝えてくださる。

そして惜しげもなく資料を分けてくださる。

その方のもう一つの見せてくれたものが、部首別の漢字が甲骨文字と

解説付きでノートにびっしり書いてありました。

ノートは8冊あると聞きました。

あの楽しい授業もこの地道な努力の上にあるのでしょうね。

では・・・

新*今日の漢字*

「日」 音読み  ニチ ジツ  訓読み  ひ か

    画数   4画    部首  日

では常用字解で調べてみましょう。

  象形 太陽の形。「ひ、太陽、ひかり」の意味に用いる。

     太陽は丸い形で表すが、中がからっぽの丸い輪ではなく、中身があることを示すために

     中に小さな点を加えた。

     太陽は月のような満ち欠けがないから丸い形にしている。

     ジツという音があるのは、実(充実する、みたす)の意味を示すからであるとする

     説がある。

     国語では「か」とよみ、四日のようにいう。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

   象形 太陽の形。中に小点を加えて、その実体のあることを示す。

      卜文の月が三日月形の中に小点を加えるのと同じ。

      [説文]七上 「實(み)てるものなり。太陽の精は虧(か)けず」とは

      [説文]七上 「月は闕(か)くるなり」と盈虚(えいきょ(みちかけ))するのに対する

      解であるが、いずれも畳韻(じょういん)の語を以て説くもので、漢代に行われていた

      音義説を以て字を解している。

      日(にち)と実(じつ)・月(げつ)と闕(けつ)は当時において同音であったが、

      今の中国音ではまったく一致を欠いている。

      「日」中の点を、[淮南子(えなんじ)、精神訓]「日中に踆烏(しゅんう)有り」とする

      古い神話によって説くもの、あるいは黒点とする説などもあるが、ただ空圏と区別する

      ために、小点を加えたものにすぎない。

      月の字形の字形の場合も同様である。

      古文の形は乙に従い、鳥形を示すものとするが、[魏石経(ぎせきけい)]の古文には

      その形を用いていない。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

日の中の横線は空っぽでないという意味の点、ただの〇では無いですよということでしょうか。


では今日の一枚は・・・

引っ越しの際、他の荷物に先立って、万年青を運び込むと、運が開けるという、万年青。

「万年青」と書いて「おもと」と読みます。


実はこの万年青、建て替え前の我が家に自ら生えてきた物なのです。

おそらく「鳥の落とし物」だと思うのですが・・・

建て替えが売って新しい場所に移るのかという話がある少し前に生えてきました。

案の定?元の鞘に収まるようなかたちで同じ場所に建て直しをしました。

万年青なのに、枯れ葉が目立ちますね。

今まで小さな植木鉢に植えられていたのですが、やっと地面に植えることができました。

今後は万年青の名の通り青々となると思います。

花芽もついて、「さあ、これから」というところでしょうか。

      

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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