新*今日の漢字* 「入」
今日の明け方でしょうか、強い雨が降り目が覚めました。
雨模様の一日で涼しいを通り越し、肌寒い感じがします。
では・・・
新*今日の漢字*
「入」 音読み ニュウ 訓読み い(る れる) はい(る)
画数 2画 部首 入(いる)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 家の入口の形。大きな木を組んで入口にしたもので、これに屋根の形を加えた形が
内である。
内に入り口から入った「うち、なか」の意味に用い、入は入口から「いる、いれる、
はいる」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 室の入口の形。これに屋根の形を加えたものは内となる。
[説文]五下 に「内(い)るるなり。上より俱(とも)に下るに象るなり」と
左右ともに下がる形とするが、卜文・金文はいずれもA(の横線無し)に作り、
入口のところを示す。
まれに両旁(りょうぼう)を下垂する形に作ることがあるが、それは入口として
木を構架している形である。
卜辞には邑への出入りを卜し、また亀版(きばん)を納入するときに、
「雀(じゃく(国名))五百を入る」のように、亀の腹背を連ねる部分である
甲橋の裏に告辞している。
入と内は通用する字でその形も繁簡の差とみてよい。
墨痕が深く書版に染みこむことを入木(にゅうぼく)といい、王羲之(おうぎし)の
筆力示す逸話として伝えられ、それで書道のことをまた入木という。
わが国では,皇后が女御(にょうご)として宮中に入ることを入内(じゅだい)、
天子が奥殿に出入りされることを入御(じゅぎょ)・出御(しゅつぎょ)という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
二本の木を組み合わせて入口を作ったんでしょうね。
その形のままということなのでしょう。
内という字が入に屋根をつけた形だったのですね、確かに小さな入が付いています。
では今日の一枚は・・・
開花のときからご紹介しているブラックベリーです。
少しだけ色づき始めました。
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