新*今日の漢字* 「目」
今日もまた外孫を預かりました。
なぜでしょうか、今日は終始機嫌が良く・・・
ハイハイで三毛猫を追いかけたり、トラ猫を追いかけたり・・・
あらあら、孫の機嫌が良かったのは猫のおかげだったのですね。
では・・・
新*今日の漢字*
「目」 音読み モク ボク 訓読み め ま
画数 5画 部首 目
では常用字解で調べてみましょう。
象形 めの形。古くは横長の形であるが、今は縦長の形である。
目は外界と接する第一の器官で、字形上、目をモチーフとするものが多く、
臣・望・監・相・限・見・看などの字は目の字を要素として含んでいる。
見ることは相手に対する最初の行為であり、また精神的な交渉をも意味した。
目の上にまゆのある形は眉(び(まゆ))、
眉飾りをつけた巫女(神に仕える女)を媚(び(こびる))という。
目と眉は顔の中で最も目立つところであるから、眉目(びもく(顔かたち、顔立ち))
という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 めの形。
[説文]四上 に「人の眼なり。象形」とし、「童子(どうし(瞳))を重ぬるなり」、
すなわち重瞳子(ちょうどうし)であるという。
[尚書大伝(しょうしょだいでん)]に古(いにしえ)の聖人舜を重瞳子とし、
[史記、項羽紀論賛]に項羽も重瞳子であったというが、この字は横目を縦にしたものに
すぎない。
その眼球・眼睛(がんせい)を表した字が臣で望・監など伯父はその形に従う。
目を動詞に用いて、目をはたらかせ、目で合図することを目撃・目送(もくそう)・
目禁のようにいう。
[国語、周語]「國人敢(あへ)て言ふもの莫(な)し。道路に目を以てす」とは
めくばせして意を通じ合うこと。
人の眉目は最も目立つところであるから注目といい、分類標題することを
目録・目次・要目のようにいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
まず、重瞳(ちょうどう)とは、なにか調べてみました。
Wikipediaに「一つの眼球に二つの瞳孔がある眼の症例」とありました。
原因が先天的な場合と後天的な場合が有るそうです。
中国では、偉人や聖人に特別な身体的特徴があったと言うことがよく言われます。
その一つとして、舜(中国神話に登場する君主)や項羽が重瞳子であったということです。
真相は分かりません。
次に下世話な話ですが・・・
お寿司屋さんの数字の符丁を知っていますか?
いろいろあるとは思いますが・・・
一から順に「ピン・リャン・ゲタ・ダリ・メノジ・ロンジ・セイナン・バンド・キワ」
この中のメノジこれが「目の字」なんです。
5がなぜ、目の字かというと・・・画数が5なんですね。
ついでに、3がなぜ「ゲタ」なのかというと、鼻緒(はなお)の穴が三個だからだそうです。
「鼻緒」ってご存知ですか?
では今日の一枚は・・・
何かと成長がゆっくりの幼稚園の年中の孫がやっと絵らしいものを描きました。
「何描いたの?猫?」と聞くと・・・
満面の笑みでうなづきました。
猫だそうです。
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