新*今日の漢字* 「林」
今日は娘夫婦が来るというので、息子家族も交えて昼食をとりました。
天ぷら・煮物・鶏のから揚げ・サラダ・漬物など手作り品ばかりで豪華とはいきませんが
楽しいひと時を過ごしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「林」 音読み リン 訓読み はやし
画数 8画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
会意 木と木を左右に組み合わせた形。
多くの木がおい茂っているところを林といい、「はやし」の意味に用いる。
木を三本組み合わせた形が森で、木々が深く茂った所であり、神の住むところと
考えられた。
「はやし」は「生(は)やし(成長させること)」という意味であり、木にはものを
生み出し育てる力があると考えられていたのである。
古い時代の人々は、この成長させる力の盛んな所である林の近くで生活した。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 二木に従う。
[説文]六上 に「平土に叢木有るを林と曰ふ」とする。
[詩、小雅、車舝(しゃかつ)]「依たる彼(か)の平林」の[毛伝]に、
「平林とは、林木の平地に在るものなり」とするが、林は平地にあるとは
限らない。
[小雅、賓之初筵(ひんししょえん)]に「百禮、既に至る 壬(じん)たる有り、
林たる有り」とあり、壬・林は祖霊を迎える礼の整ったさまをいう。
[毛伝]に「林は君なり」とあり、[爾雅(じが) 釈詁(しゃくこ)]も同じであるが、
その訓義の由(よ)るところは知られない。
[段注]に「假借(かしゃ)の義なり」とするが、その本字にふれていない。
君はおそらく群の義であろう。王念孫(おうねんそん)にその説がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
森の解説でも出てきましたね、林は「生やし」に通じ、森は神の住むところである。
字統では林は「祖霊を迎える礼の整ったさまをいう」とあるので、人の身近に在り、
祖霊を祭ることに関係するところなのでしょうか。
では今日の一枚は・・・
厳密には昨日の一枚なのですが・・・
母の施設に行く途中で見つけました。
おそらく子供の頃に食べた野イチゴです。
野生のおばさんの勘ですが・・・
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