新*今日の漢字* 「六」
今朝ゴミを出しに行こうかな、と思ったら・・・
一番年若いこげ茶のトラ猫が、何やら玄関の靴をクンクン・・・
靴に猫パンチをあてて、更にクンクン・・・
何かいるの?と靴をもち上げると・・・
靴の下から現れたのは、なんと7cmぐらいのムカデ!!
慌てて靴を戻し・・・
ムカデ退治の道具(サンダル)を手にして、一気にゴリゴリ潰しました。
獲物を横取りされた猫はしばらく靴を眺めてはパンチをして臭いを嗅いでいました。
では・・・
新*今日の漢字*
「六」 音読み ロク 訓読み む む(つ) むっ(つ)むい
画数 4画 部首 八
では常用字解で調べてみましょう。
仮借 小さなテントのような形の建物の形で、六を重ねた形が坴(りく)。
この幕舎の意味に用いられることはなく、その音を借りて六、「むつ」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
仮借 小さな幕舎の形。
その原義において用いられることがなく、その音を仮借して数の六にのみ用いる。
すなわち仮借字である。
[説文]十下 に「易(えき)の数、陰は六に變(へん)じ、八に正し。入に従ひ、
八に従ふ」と易の数理によって説く。
六は陰の変、九は陽の変であり、陰の変をもって陰の正たる八に従うとするが、
古い字形は(Aの横画無し)に作る。
陸はこの字形に従うもので、その字は神の陟降(ちょくこう)する神梯(しんてい)
(阜(ふ))の前に六を重ねた形にしるし、六は小さな幕舎の形とみられるものである。
陸の字形にも六を含み、陵と陸とは関係のある字であろう。
陸と六は同声で、その声をとって数の六に用いたのであろう。
[説文]の小篆の字形は戦国期の信陽(しんよう)竹簡などに至ってみえるもので、
すでに甚だしくその初形を失ったものである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
もとの意味では使われなくなってしまった字なのですね。
長い歴史の中でいろいろな変化が起きたのですね。
さて、これで1年生の漢字は終了です。
明日からは2年生の漢字に入ります。
では今日の一枚は・・・
今朝ムカデ退治に功績のあった猫です。
朝のことを根に持っているのでしょうか、ちょっと不機嫌そうです。
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