新*今日の漢字* 「引」
昨日はいつもの方法でログインできずに書き込みを断念しました。
今日は落ち着いて、いろいろ努力をしてここまで来ました。
そして、前回で1年生の漢字80字が終わり、今日から2年生の漢字に入ります。
では・・・
新*今日の漢字*
「引」 音読み イン 訓読み ひ(く ける)
画数 4画 部首 弓
では常用字解で調べてみましょう。
会意 弓と丨(こん)とを組み合わせた形。
丨(こん)は直線であるが、弓の弦を示すものであろう。
古い字形がなくて、mとの形を確かめることができない。
矤(しん)や演(えん)も古くは同じ音であり、いずれも弓を引くことを
いう字である。
弓だけでなく、すべて力を加えて「ひく」の意味に使う。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 弓と丨(こん)に従うとされ、[説文]十一下 に「弓を開くなり」と弓引く意とするが、
初形がなくて確かめがたい。
弓の曲勢をなおすため気を檃栝(いんかつ)という。
引はその檃と声義の関係があるようである。
[説文]には次条に(弓干)(2字で1字)(う))の字があり、「滿弓、郷(むか)ふ所
有るなり」という。
卜文・金文には(干弓)(う)に作る字があり、(干弓)(う)は干をもって
弓幹(きゅうかん)の形を正し、曲勢をつけるものでる。
字の要素は(弓干)と同じであるから、おそらく(干弓)がその初文であろう。
弓がらもまたその曲直を正すために。左右から形を整えるが、そのことを
寅(いん)という。
矢の左右に手を加える形で、寅正(いんせい)の義である。
そのことからいえば、引とは弓幹(きゅうかん)を正すことをいい、
寅(いん)とは矢の曲直を正すことをいう意味となる。
ともに引く意のある字である。
引の訓義は多く、「長なり、導なり、申(の)ぶるなり、演(の)ぶるなり、
正すなり、争ふなり」などの意にも用いる。
引を弓幹を正す、寅を矢の曲直を正す字とみることによって、これらの諸義の引伸を説く
ことができるように思われる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
弓を引くを表す字がたくさんあったのですね。
その昔は狩りに戦いに弓は欠かせないアイテムだったことがうかがえますね。
では今日の一枚は・・・
前にご紹介したブラックベリーです。
文字通り、ブラックの実になりました。
こうなると食べられるのですが、我が家では1粒ずつとって冷凍庫に保存してまとめてジャムか
ジュースにします。
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