新*今日の漢字* 「羽」
今日も娘が仕事だったので、外孫を預かりました。
このところ不機嫌な日が多かったのですが、今日はご機嫌に過ごせたようです。
では・・・
新*今日の漢字*
「羽」 音読み ウ 訓読み は はね
画数 6画 部首 羽
では常用字解で調べてみましょう。
象形 鳥の羽の形。鳥の羽を二枚並べた形で、「はね」の意味となる。
鳥は神霊の化身(けしん)と考えられていたので、旗や武器などに羽飾りを
つけた。
小さな羽は羽(う)といい、大きな羽は翼という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 鳥の羽を二枚並べた形。
[説文]四上 に「鳥の長毛なり」とあり、(しゅ)部三下 に「(しゅ)は鳥の短羽なり」
と長短を区別する。
(しゅ)部の(しん(診の言無し))に「新たに羽を生じて飛ぶなり」とあり、
羽は両翅(りょうし)の形である。
羽飾りに用いることが多いのは、ただ美飾のためでなく、呪的な意味のあるものと
されたからで、「礼記(らいき)、楽記(がくき)」に「羽を物と爲す」とは
その意である。物とは呪飾をいう。
羽衣・羽蓋(うがい)・羽葆(うほう)・羽旌(うせい)・羽旄(うぼう)・
羽襚(うすい)羽をその目的に用いることが多い。
[詩、周頌(しゅうしょう)、有瞽(ゆうこ)]は客神たる殷の祖神の参向を歌うもので
あるが、その陳設する楽器のなかに、「崇牙(しうが)、羽を樹(た)つ」の句があり、
崇牙は楽器を繋(か)けるもの。それに羽飾りをつける意。
羽部の字で習・翣(しょう)・翳(えい)など、みな呪的な意味で羽を用いることを示す
字である。
古銅鼓の模様に、戦士の勇武な姿をかくものが多くみられる。
左に盾を擁し、右に敵の首を携えて戦士の姿。長江の上流より西南の方面は古くより
奇鳥珍禽の多く棲むところで、[逸周書(いっしゅうしょ)王会解(おうかいかい)]にも
この方面の部族の貢ぎ物がみな奇鳥の類であったことをしるしている。
古銅鼓の成立した地域もこの方面であったと考えられる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
羽は呪的な物だったのですね。
そう言えば、殷の始祖は玄鳥の卵を食べたために生まれた子という話がありました。
鳥には何か不思議な力があったのですね。
では今日の一枚は・・・
数年前に100均で購入したサンスベリア(トラノオ)の鉢に小さな芽が出てきました。
ちょっとうれしい出来事でした。
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