新*今日の漢字* 「会」
今朝は小学生の孫の体調が微妙に悪く、吐き気があるというので
ママさんに代わって私が小学校まで送っていきました。
「小学校まで」と一言で簡単に言いますが、我が家は学区のはずれです。
小学校と言えど約1kmあります。
毎日通う孫も大変ですが、送って帰る私は朝から2kmのお散歩です。
汗だくで帰宅しました。
では・・・
新*今日の漢字*
「会」 音読み カイ エ 訓読み あ(う)
画数 6画 部首 人(ひとやね)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 もとの字は會に作り、蓋のある鍋の形。
上部は蓋の形、中の(四に似た)部分は食物を煮炊きする鍋の形で、下の日の部分は
その台座の形である。
鍋にふたをして煮炊きしていると考えてよい、いろいろな食料を集めてごった煮のような
物を作っているので、「あつめる、あつまる、あう」の意味となる。
合は器物に蓋をする形で、器と蓋とが「あう」ということをいう。
あわせて会合といい、料理のことではなく、人が集まり合うの意味に使う。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 旧字は會に作り、蓋のある食器の形。
下部は甑(こしき)の形でその上にある蓋のある器をおき、下から蒸して蒸し物の料理を
することをいう。
[説文]五下 に「合ふなり」として「亼(じゅう)に從(したが)ひ、曾(そう)の省に
從ふ」といい、なお「曾は益(益)なり」としている。
會(会)と曾(曽)とは形が近く、會は蓋を加えたもの、曾は甑(そう)の初文である。
金文には「自ら會鼎(くわいてい)を作る」というものがあり、蓋のある鼎(かなえ)を
いう。
[儀礼(ぎらい)、公食大夫礼(こうしたいふれい)]に「坐して簋(き)の會(ふた)を
啓(ひら)く、」
[儀礼、士虞礼(しぐれい)]に「佐に命じて會(ふた)を啓(ひら)かしむ」とあり、蓋を
いうことがある。
器蓋(きがい)を合わせることから会合・会集の意となり、以下略
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
びっくりですね、会(會)はもと、蓋のある鍋のことだったのですね。
ちなみに、甑(こしき)は底に穴のある土器の蒸し器だったそうです。
のちに円形や方形の木製の「せいろ」にとって代われたそうです。
漢字は甲骨文字や金文までたどってみると驚きがいっぱいですね。
驚きといえば、今朝孫を送った帰り道、車通りの少ない川沿いの道を歩いていたら・・・
確かに車は来ないのですが、ちょうど通学途中の高校生が後から後からいっぱい通りました。
邪魔をしないように端っこを歩いていたのですが・・・
ほんの少し甘く柔らかい香りがしてきました。
横を見るとヘクソカズラが咲いていましたが絶対に違います。
その奥の方を見ると葛の花が咲いていました。
葛の花をご存知ですか?
カメラを忘れたので以前の写真でしかもあまり良い写真ではありませんが・・・
藤の花を逆さまにしたような花です。
うまくいくと、枝豆のようなお豆が実ります。
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