新*今日の漢字* 「活」

今日は最近には珍しく6時半ごろに起きました、心地よかったのでしょうか。

では・・・

新*今日の漢字*

「活」 音読み  カツ   訓読み  --

    画数  9画   部首  さんずい

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は舌(かつ)舌のもとの字は(氏の下に口(かつ))に作り、

     小さな把手(とって)のついた刀(氏)で口(さい(神への祈りの文である祝詞を

     入れてある器))を刺し、その祈りの効果を失わせることで、刮(けず)るという

     意味がある。

     その刮るときの音を形容して活活という。

     水の勢いよく流れる音をも活活という。

     活とは生命の活き活きとして勢いのある力を言い、「いきる」の意味に用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は舌。

     [説文]十一上 に「水の流るる聲なり」という。

     (氏の下に口(かつ))は祝禱(しゅくとう)の器に曲刀を加えて、その呪能を

     殺(そ)ぐ呪儀である。

     自己に対する呪詛をこの方法で無効ならしめるときは、自らを活かすこととなる。

     [孟子、公孫丑(こうそんちゅう)、上]に「自ら作(な)せる孼(わざはひ)は、

     活(い)くべからず」という。賦活・復活など、みな生気を回復する意。

     [詩、衛風(えいふう)、碩人(せきじん)]「河水は洋々たり 北に流れて

     活活(くわつくわつ)たり」とは、水の勢いよく流れるさまであるが、それは擬声語的

     用法であろう。

     [説文]十一上 に重文として、聒(かつ)に従う形を録しているが、聒にはかまびすしい意

     がある。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

スーパーでも居酒屋でも見かける「活」の字ですが、さんずいを取ったものは「口(さい)に刃物を

あてて祈りの力を殺ぐ祈りの儀式」だったのですね。

それに今なら「川は滔々(とうとう)と流れる」というところを「川は活活と流れる」ということに

なるのですね。

時代や場所でいろいろ変化する言葉や漢字の意味奥深すぎて溺れそうな私がいます。


では今日の一枚は・・・

末っ子猫が暑さのせいでしょうか、洗面所の隅っこで長々伸びていました。

ちなみに、一番若いですが、一番重くなりました。

体も長く、写真の足先から手の先まで約90cmあります。

でもヤンチャ盛りの1歳なので、日々お姉さん猫を襲っています。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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