新*今日の漢字* 「午」

今朝は珍しく6時過ぎに起きました。

台風は?と窓の外を見ると、明るい日差しがありました。

台風一過?と思いつつ、例のごとく空の写真を撮ってから、窓を全開にして1階へ下りました。

でもその後、曇りだし小雨が降ったりと忙しいお天気です。

では・・・

新*今日の漢字*

「午」 音読み  ゴ    訓読み  --

    画数  4画    部首  十

では常用字解で調べてみましょう。

  象形 杵形(きねがた)の形。

     これを呪具として、邪悪を御(ふせ)ぐのに用いた。

     その儀礼を御(ぎょ(禦(ぎょ))という。

     御ももっとも古い形は糸たばのようにのようにみえるが、のちには午の形となる。

     これを呪器として用いて卸(しゃ(おろす))となり、卸が御のもとの字である。

     十二支の一の午に用い、のち十二支獣の名にあてて「うま」と読む。

     時刻では午前十二時をいう。

     「さからう」の意味にも用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  象形 杵形(きねがた)の形。

    これを呪器(じゅき)として用いた。

    [説文]十四下 に「牾(さか)らふなり。五月には侌气(いんき)、易(やう)に

    牾屰(ごぎゃく)して、地を冒(おか)して出づるなり」(段注本)と、陰陽五行を

    もって説く。

    四月は純陽、五月に初めて陰気が生じ、陽に逆らいながら生長する意とするが、

    文字の制作された時代に、そのような観念があったわけではない。

    午は杵の形であるが、これを呪器として邪悪を祓(はら)うことがあり、その祭儀を

    御(ぎょ)という。

    御は禦(ぎょ)の初文である。

    御の卜文の字形は午または幺(よう)に従う。

    幺は糸たばを拗(ね)じた形で、わが国の白香(しらか)のようなものであろう。

    卜文には幺形に従うものが多く、金文には午形に作るものが多い。

    この呪器を以て禦祀(ぎょし)を行うが、それは防禦的な意味の祭儀であるから、

    逆らう意を生じる。

    御はこの呪器を跪(ひざまず)いて拝する形で、午の声義を承ける字である。

    のち十二支獣に配して、うまをいう。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より 

まず、午は杵の形だったのですね。

昼の十二時を正午(しょうご)というのはここから来るのですね。

それから、十二支で午がなぜ馬なのか不思議だったのですが、十二支獣の名をあてていたのですね。

字統に出てきた「白香(しらか)」を調べてみました。

「麻やコウゾの類を細かに裂いて白髪のようにして束ねたもの。神事に用いた。」(goo辞書より)

実は結納品の中に「友白髪(ともしらが)」といわれる白い麻糸の束があったり、

我が家の方では昔、出産のお祝いに麻糸を「しらが」といって付けたりしました。

友白髪は「夫婦がともに白髪になるまで」という願いが込められ、出産祝いの方も「白髪になる

ほど長生きしてほしい」という願いが込められていたのです。

もとをたどると「白香(しらか)」だったのですね。


この台風騒ぎの中、娘家族は予てから予約していた箱根に出かけています。

聞くところによると、子どもが生まれる前に行った伊豆旅行も台風直撃だったそうで・・・

嵐を呼ぶ家族なんでしょうか?

ちなみに私は雨女ですが、嵐を呼ぶほど強くはないようです。

では今日の一枚は・・・

今朝の空模様です。

カメラをのぞかないから撮れる写真ですね。

この時は薄雲が広がる中でしたが、日差しもでていました。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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