新*今日の漢字* 「工」
朝から小雨まじりの空模様です。
午後から甥っ子の関係の夕涼み会のイベントがありました。
では・・・
新*今日の漢字*
「工」 音読み コウ ク 訓読み ---
画数 3画 部首 工(え たくみ)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 工具の形。 工は何らかの工具の形であるらしく、金文には金属を打ちきたえるときに
使う鍛冶(たんや)の台とみえるものがある。
工はまた呪的な行為のときの呪器として用いられることがあったらしい。
それは巫祝(ふしゅく(神に仕える人))の巫(みこ)の古い字形が工を左右の手で
持つ形であること、左が工を持って神のあるところをたずねることをいう字であること
から知られる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 工具の形。
[説文]五上 に「巧飾なり」と訓し、人が規榘(きく)をもつ形で、巫と同意であると
するが、巫は呪具として工をもつ形であるから、巫とは関係がない。
工具としての工は、規榘の形というよりも鍛冶(たんや)の台の形ともみえ、器物の
制作のことをいう字のようである。
ただその古い用義法はかなり多端であって、一義をもって律しがたいところがある。
中略
すなわち、工には、工祝の儀礼のことから政治や軍事、また土木造営のことまで及び、
いわゆる百工とは、その全般を総称する語であろう。
百工はもともと奴隷的身分のものとして神事に奉仕したもので、 中略
宮廟(きゅうびょう)や特定の帰還に属しており、起原的には職能的品部(しなべ)
として使役されていたものである。
百工はのち百官の義となり、 中略 その義に用いるのは戦国期の用語である。
のちほとんど工作・工芸・また巧工などの意に用いられる。
[周礼(しゅうらい)]において、器物の制作や造営に関する諸職のことをしるす部分を
「考工記」という。
古代技術史研究の重要な資料である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
工の字にこのようにたくさんの意味があるとは思いませんでした。
では今日の一枚は・・・
今日参加したイベントに猿回しが来てくれました。
動物好きな私は芸よりお猿さんが可愛くて可愛くて、実はもっと小さいな2歳の猿も居まして・・・
孫でも見るように、見つめていました。
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