新*今日の漢字* 「考」
今日は朝7時頃に送り火を焚いてご先祖様をお見送りしました。
大騒ぎのお盆が終わりました。
昨日伺った主人の兄の家では主人の兄弟4名から広がった一族が集まりました。
今は孫世代の元気さが際立っていました。
親世代はだんだん疲れてきて、今後は減らそうかと考えるようになりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「考」 音読み コウ 訓読み かんが(える)
画数 6画 部首 おいがしら(老のヒ抜き)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は丂(こう)。
おいがしら(老のヒ抜き)は老の上部の形と同じで、長髪の老人を横から見た形。
これに音符の丂を加えた字が考である。
亡父(なきちち)が考のもとの意味である。
亡母(なきはは)は妣(ひ)といい、非常に落胆することを「考妣を喪(うしな)ふが
如し」という。
「かんがえる、くらべる、しらべる」という意味は校(こう)と音が同じで、通用の
意味である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は丂(こう)。
[説文]八上 に「老なり」、また老字条八上 に「考なり」とあって互訓。
[礼記(らいき)、曲礼(きょくれい)、下]に「生には父と曰ひ、~死には考と曰ふ」
とあって、亡父を考といい、亡母には妣という。
字形は長髪の老人の象に従うており、声符として丂を加えたもので、丂を考の意に
用いることもある。
考妣の意に用いるのが字の原義。
金文に文考・皇考・皇祖考のようにいい、また寿老の意に用いて、寿考・考命という。
[詩、大雅、江漢(こうかん)]「召公の考を作る」とは、
おそらく「召公のき(皀旡)(祭器の名)を作る」の意で、考はき(皀旡)の
仮借(かしゃ)。
考・き(皀旡)はともに幽(ゆう)韻の字である。
考案・考験・選考などはみな校(しらべる)の字義であり、考校を連用することもある。
考成(なる)の義はまた攷(こう)の仮借。
[周礼(しゅうらい)、考工記]は「攷工記」の意で、器物の制作の法をいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
この「考」を許慎の説文解字では転注としていました。
しかし、白川先生の研究等により
・・・ 古来諸説があったが,ある意義をもつ漢字を,その音とは無関係に,それと近い,
あるいは転移した意義の語を表わすために用いることをさすとみられる。
仮借 (かしゃ) とともに,既成の文字を転用する方法である。
「音楽」の意を表わす漢字「楽」を,意味上関連のある「楽しむ」の意を表わす語にも用いるのが
その例。
「妻」の「つま」と「めあわす」も同じ。しかしこれは同字異義の状態を生み出し,文字の機能から
反するところから,会意や形声に取って代られ次第に少くなっていった。 ・・・
(コトバンクのブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より)
このような理由により,今では形声に区分されるようになりました。
遅ればせながら、我が家ではwiiのマリオカートが大ブレイク中です。
一番年下の4歳の孫がゲームセンターで遊べたという理由でオークションにて落札しました。
主人以外みんなで代わる代わる遊んでいましたが、遂に主人も参戦するようになりました。
ゲーム歴0年まだまだ4歳の孫にも負けていますが、今後が楽しみ?です。
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