新*今日の漢字* 「思」
年のせいでしょうか、筋肉痛はまだ訪れていません。
明日辺り来るのでしょうか。
では・・・
新*今日の漢字*
「思」 音読み シ 訓読み おも(う)
画数 9画 部首 心(こころ)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は恖(し)に作り、音符は囟(し)。
囟(し)はひよめき(幼児の頭蓋骨の縫合部分)の形で、その中は考える働きをする脳の
あるところであるから、心を加えて心に「おもう、かんがえる」の意味となる。
聡明の聡のもとの字は總に作り、その旁(つくり)の悤(そう)の形に近いが、
囱(そう)は窓の形であり、音も異なる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 正字は囟(し)に従い、囟(し)声。
囟(し)は脳蓋(のうがい)の形。
その中には思惟する働きをする脳のあるところ。
[説文]十下 に「容なり」とあり、恵棟(けいとう)の[恵氏読説文記]に
「ふか(叡の又無し)きなり」の誤りであろうとする。
[詩]では助詞に用いることが多く、[論語、為政(いせい)]「子曰(いわ)く、詩三百、
一言以て之を蔽(さだ)む。曰く思邪無し」は良く知られている語であるが、[詩、魯頌
(ろしょう)、駉(けい)]の「思ふこと邪(よこしま)無し」の思は句首にある助詞の
用法で、「思(ここ)に邪(よこしま)無し」と読む説がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
ここでも細に続き、思の上部は「田」ではなくて、囟(し)だったのですね。
どこかで囟→田に代わってしまったのですね。
今の字だけを見て説文解字のような物を作るとしたら、また別の解説が生まれるのでしょう。
甲骨文などの本来の姿を知ることは漢字の真実を知る大切なことですね。
今日は朝から雲一つなさそうな空が広がっていました。
ということで・・・今日の一枚は・・・
この陽ざしを撮れるのはスマホならではですね。
カメラを覗いていたら、目に悪そうです。
0コメント